カテゴリ記事リスト

2013年12月19日

なぜ予約すると蔵書情報が見えなくなるのか?

 これまでに「図書館のすべて」カテゴリの記事で、会社最寄りの川崎市立図書館と地元の立川市立図書館とのシステム変更比較をなんども行ってきた。今やどちらがいいという一方的な差がついているわけではなく、どちらもシステムをアップデートして、サービス改善には積極的に対応している方だなとは思っている。その点は行政の余力があるという事の証しでもあるので、ありがたいなぁとは思っている。思ってはいるのだけれど、やはり気になる事はあるし、改良してくれたらいいのになぁと思うことはなかなか無くならない。

 最近まで自分の利用手順の中に組み込まれてしまっていて不便だと声をあげることを怠っていた事に、つい先日ようやく気づいた。これってかなり不便なんですけど。川崎市立図書館の蔵書検索・予約システムを利用している人たちは僕と同様の不便さを感じていないのだろうか。いや、きっとそこまでシステムを使い込んでいない人が多いに違いない。あるいは、僕が最近まで気づかなかったように、不便さを自らの手順でなんとかやりくりしてしまったので、元々の不便さを意識下に押し込んでしまったのだろう。とにかく説明してみよう。

 蔵書検索をする。なんでもいいが例えばダン・ブラウンの最新作「インフェルノ」を検索してみる。【書誌情報】に続いて【蔵書情報】が表示される。今現在(2013/12/18)だと

 所蔵数:5冊 貸出数:5冊 予約数:398件

だそうだ。今から予約しても400人規模の行列の最後尾に並ぶ事になる。もう、とりあえずは記憶の彼方に押し込んでひたすら待つか、あるいは古本屋で安く手に入れる事を考えるか、悩むところではある。でも、いや待てよ。所蔵数5冊なのだから、1冊あたりの行列待ちは100人という事になる。先が長いには違いないが、一人2週間で、引き取る間隔が平均で5,6日とみて一人あたり20日と換算して、100人で2000日。いやはや5年半かかるのか。いや、もう予約しても無駄だ。さっさと購入してしまおう。

 ではなかった。希望を捨てるのはまだ早い。こんな状況だからこそ、所蔵数を増やすべく図書館側が気を利かせて買い増しするかもしれないのだ。現に、ハリー・ポッターシリーズで愛読者が狂乱していた当時、図書館もポッターバブルに踊らされて、あの大きさも重量も破格の本を大量に購入し、さらに買い足していた。今後の予約数の伸びを憂いて所蔵数を増やさないとも限らない。だから定期的に予約状況を観察する必要があるわけだ。

 定期的などと言うが、僕などはやはり少しでも予約待ち数が減っていくのをみるのは楽しいものだから、毎日のように「貸出状況確認/予約状況確認」の画面にアクセスしにいく。すると、僕の予約状況照会画面では「インフェルノ」の順位が62人と表示されている。幸いな事に「インフェルノ」が貸出可能となるのを今か今かと待ち受けていたので、多少の遅れはとったものの古本の購入を検討する必要がない好位置につける事ができた。ただし、それでもいつぐらいに読めるのだろうかという事にはどんな順位であれ関心がある。確か、予約した時には蔵書数は1〜2冊だったような気がするのだ。今は何冊になっているだろうか、などと思って見渡しても、予約状況照会画面には順位や予約日などは表示されているが蔵書数は見当たらない。では「インフェルノ(上)」のURLをたどればいいのかと本のタイトルをクリックすると【書誌情報】が表示されるが、予約前にはあったはずの【蔵書情報】が無くなっている。その代わりに【予約情報】という、さきほどの予約状況照会画面で見せられて情報が再度表示されて、その後に【予約変更】という項目が待ち受けている。これでは、まるであきらめて「予約を取り消す」を選択しろと言わんばかりではないか。

 なぜ、ここに蔵書数が表示されないのだろう。予約した人にとって蔵書数の情報は必要ないと判断したのはどなたですか?僕は切実に「蔵書数」の現状を予約状況照会画面で知りたいのです。仕方が無いので、予約本のタイトルを蔵書検索し直して、そこで改めて蔵書数の現状を確認するのが習慣となっている。習慣とは恐ろしいもので、どんなに面倒だなと思っていても「そうするのが当たり前」になってしまったら、何故こんな面倒な事をしてるんだろうという気にもならなくなってくる。ただ毎回毎回プチストレスだけは確実にたまっていく。

 習慣化と言えば、ここでは川崎市立図書館をとりあえずやり玉に挙げたけれど、わが地元・立川市の図書館でも同様で、いったん予約した本のURLを追っていくと、やはり蔵書検索の時には見られた蔵書数と所蔵館一覧が出てこなくなる。川崎市のそれとまったく状況が変わらないので、図書館システムとしてのソフトウェアがまったく同じか(でも画面のレイアウトが違うし、細かい点も違う)、あるいはだいたいどの会社のソフトウェアも似たり寄ったりなのか、いずれにしても習慣にしてしまうに越したことはないと決め込んでしまった。

 という話を川崎市を地元とする同僚に話したら賛同してくれたので、こうして記事にしようと思い立ったわけで、それならばもう一度川崎市と立川市の蔵書検索・予約システムの手順を確認しておこうと調べたら、なんと立川市立図書館の利用者メニューでは、予約状況照会画面で、予約本1冊ごとに「順位」と「所蔵数」の2つの数字が表示されている。あれれ?前からこうだったか。そんなわけはない。以前は絶対に所蔵数は出てなかったはずだ。この「以前」というのは、今年の7月にICタグを利用した図書館システムにリニューアルする以前をさす。前のシステムの予約状況照会画面では絶対に所蔵数は確認できなかったはずだ。それと、7月に図書館システムが切り替わってから、蔵書検索・予約システムも同時にリニューアルされたけれど、そのときにも、予約状況照会画面に所蔵数が表示されていることに気づかなかった。僕が底抜けにうかつだったのか、それとも極最近になって「そぉっと」誰かが所蔵数を表示する事を思いついて付け足してくれたのだろうか。

 とにかく前回、立川市立図書館の予約システムの「お気に入り登録」がすごいと報告したけれど、それとは違う意味で、この「蔵書数」を照会画面に載せてくれた事には感謝したい。
posted by アスラン at 12:52 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月02日

立川市立図書館の「お気に入り登録」にいまさらながら二重丸!

 川崎市立図書館の新システムばかりに注目していて、肝心の地元・立川市の図書館の進化にまったく気づいていなかった。いや、気づいていながら全く関心を示していなかったというのが正しい。どうして関心を示さなかったかというのには、多少なりとも理由がある。

 立川市の図書館は、今年の7月4日付けで「新しいサービス」を導入した。それは何かと言えば、要するにICタグを活用した新図書館システムの稼働だ。つまり、当時すでに川崎市の中原図書館が行っていた「貸出や予約棚の受取手続きのセルフ化」が、ようやく立川市にも導入されたというアナウンスだ。これについては、すでに3月30日の中原図書館リニューアルオープン直後に同図書館を訪れて実体験済みだったので、「後追い」だなぐらいにしか思わなかった。それにとりあえずセルフ化は立川市の方は中央図書館のみで、僕が主に使っている最寄りの図書館では規模が小さいので置いても利用頻度が少ないとみたのか、セルフ端末は置かれていなかった。なので、要するにICタグによる恩恵は最寄り図書館では特にない。と思っていた。

 ただし、同時期におそらくシステム自体をリニューアルしたせいもあるだろう。インターネットの図書館検索システムのレイアウトがかなり変わった。かなり変わった中で特によくなったと感じたのは、

受取館の書棚にある資料の予約ができます

という点だ。従来から「受取に指定した図書館」の書棚にある図書は、何故か予約ができないという制約があった。これは作業手続き的なものなのか、単にシステム的なものなのか、よく分からない。よく分からないから理不尽だとは思いつつも、我慢してきたのだ。それが遅ればせながらようやく解消。いいことではないか。

 ところが、それ以外には取り立てていいことはなく、どちらかと言えば不満が出てきた。以前の画面では、「貸出状況照会」や「予約状況照会」などの画面で1冊ごとの情報は1,2行で収まっていた。それを同じ画面にリスト形式で納めていたので、例えば10冊ぐらい借りていたにしても、1ページ内で表示されていた。

 一方、新システムの画面では、1冊ごとに見やすいようにという配慮からか、シートをイメージした枠が付き、色づけされた。その中に「タイトル」と「受取場所」「予約日」「予約状況」「順位」がそれぞれに改行されて表示される。結果として1ページに5冊しか表示されない。残りは次ページをたどる。これが、意外に面倒くさい。予約状況や順位は即座に知りたい情報だが、それ以外は特にいらない。あえて調べたい場合のみ、1冊ごとの詳細情報としてアクセスすればいいだけだ。見やすさ、デザインは確かに重要な要素だろうが、どちらかといえば合理性優先の僕のようなユーザーからすると改悪に見えた。

 その後、何事もなかったかのように7月4日の立川図書館のお知らせはスルーしてしまって、10月1日の川崎市立図書館のリニューアルについてだけ注目してしまった事にようやく気づいた。それはあまりに不公平なだけでなく、実は最近になって7月4日の変更で結構すごい機能が導入されていたのを見過ごしていたのだ。その機能は「お気に入り登録」だ。

 これが長らく何のためにあるのか、まったく理解していなかったのだ。もうすでに利用している人たちからは「ばかじゃね?」と言われてしまいそうだ。まことに面目ない。しかし、上に書いたように表示の改悪感に気をとられてしまった上に、検索を掛けてつかまえた蔵書を「さてどうするか」とボタンを探すと、

「予約かごに追加する」「お気に入り登録に追加する」


のように並んでるのを見れば、「なんだ、どういうことだ。何故2つも新設のボタンがあるんだ?」と頭を悩ますのは必然(少なくとも僕のボケた頭では、ね)。ここに従来通り「予約する」というボタンがあれば安心したんだろうが、「予約かごに追加」というアクションが一つ付け加わった事が僕の中で「なんとも面倒くさくなっちゃったな」という感想が浮かんで、いざ使ってみると、やはり「予約かご」って必要ですか?という感想しか浮かんでこない。

今も「お知らせ」の文言にある予約かごの説明には納得がいかない。

3.本を予約するときに新しく「予約かご」画面が追加されます。
  今までは検索した際に一冊ずつ予約を確定させていましたが、これからは
  予約した本を一度予約かごに追加し、予約したい本をすべて選び終わった後で
  予約かご画面から一括して予約を確定させるようになります。


これって、どうして一冊ずつの確定では駄目なんだろう。片っ端から予約かごに入れて、一括予約の段階で「やっぱり多すぎるからやめとこう」と言って、一々チェックボックスをはずすなんて行為をしたがる人なんているんだろうか?これって、とりあえずいっぱい予約しておいて、あとで予約待ちのリストから取り消しする場合のシステムに掛かる負荷、あるいは図書館スタッフにかかる人的負荷を少しでも軽減するという意味合いでもあるのだろうか。少なくとも僕にとっては、かごにとりあえず入れるという操作は余分に思えた。

 なので、同様に隣にあった「お気に入り登録に追加」という操作も、余分な機能の余分な操作という二重の不手際のように思えた。ところが…。あぁ、そういう意味だったのかぁと、何故か突然気づいてしまった。

5.お気に入り機能
  検索した資料を「お気に入り」に登録することができます。
  繰り返し読みたい本、今度予約したい本、調べものに使っている本のメモなどに自由にご利用いただけます。 


 なんとも素っ気ない記述だが、これって今だから言えるけれど「どえらい機能じゃないですか!」
公共のシステムサーバーでありながら、個人のデータを思う存分持てるんですよ。「繰り返し読みたい本」とか書いているけれど、そういう事じゃないんです。「今度予約したい本」とか書いてるけれど、そんななまやさしい状況じゃないんですよ。例えば2006年から2011年までに書店で巡り会った新刊や、書評やテレビや雑誌の紹介などで好奇心をかき立てられた新刊・旧刊を問わず、370冊にも及んでいる。それを一度はエクセルシートにまとめたりもしたんだけれど、当然ながら以後も少しずつ増殖していき、今は何冊に増えているのか分からない。

 そういった「読みたい本」の中で読み終えたのは、おそらく一割、いや5%を満たないんじゃないかな。一度は図書館で借りてはみたものの、読み切らず、あるいは手つかずで返却という事もよくある。その場合、借りたという事にとりあえず満足してしまい、「読みたい」というモチベーションが下がってそのまま記憶から消え去ってしまう。だが、携帯やPCなどに保存されたテキストファイルには、ちゃんとその本のタイトルが残っている。いったい、どうしたらこういった「一度は書店の平積みなどで僕の気を引いた本」をきちんとチョイスして引き出しから取り出す事ができるのか、大きな悩みだった。

 借りた本は返却すると図書館の個人情報から消えてしまう。だから、借りた本のリストをエクセルで作った事もあった。その際に、「読み切った、途中まで、未読」に分けて、たえずソートしては「読み切っていない本」を忘れないように努めてきたのだが、それもかなりの手間をかけての努力だから、なかなか続かない。

 ところが、いきなりそれが地元・立川市の図書館システムで実現されていた事の喜び。決して小さくはない!!これって、どれだけの人が喜びの声をあげているんだろうか。もっと、もっと知って欲しいし、ありがたみを感じるユーザー同士、喜びをもっと共有したいところだ。

 で、現在ぼくの「お気に入り登録」には19冊の本が登録されている。照会画面を見ると、「登録日の新しい順・古い順・タイトル」で並べ替えができるし、一冊一冊の書誌情報もすぐに見られる。読了して不要になった本は削除すればいいし、なによりも「ようやく読む気力と暇が整った」ならば「予約かごに入れる」ボタンを即座に押せばいいだけだ。つまり、僕の「一度は読みたいと思った本」は、お気に入り登録の中に半永久的に閉じ込められていく。まだたった19冊なのは、これから着々とエクセルシートからお気に入りへと登録をする楽しみが待ち構えているという事なのだ。いやはや、なんたる至福。

 ただし、唯一の不満と言えば、立川市立図書館の蔵書でなかった場合には、お気に入り登録できないという点だ。あたりまえじゃないかと言うだろうけれど、やはり欲を言えばISBNで管理されている本として、蔵書・非蔵書に関わらずお気に入り登録させてもらいたいなぁ。いや、もちろん「欲を言えば」ですが。 
posted by アスラン at 08:10 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月24日

川崎市立図書館の何が変わったか?

 川崎市立図書館全館が2013年9月の後半に休館となった。こういうときは、図書館マニアの僕らは(と、さも自分一人ではないはずと言ってしまいたいので「僕ら」とあえて強調するが)直前に借りまくって、返却日に煩わされる事なく、日頃よりもじっくりと読書にひたろうとする。だが、「借りまくって」しまうことが災いして、あるいは「日頃より」余裕があることに安住して、結局は読書が進まなかったりすることも、また確かだ。

 今回もそんな感じだったが、一番困ったのは、ほぼ三週間近く休館になって、その間に図書館システムにアクセスする事ができなくなったため、自分がどんな本を何冊借りたかが把握できなくなってしまった点だ。まあ、きちんと部屋を整理しておけば問題ないだろうと言われればそれまでだが、借りた本以外に蔵書は山とあって、ついつい本の山に埋もれたり、電話代の横、ダイニングテーブル、ちゃぶ台の周辺、鞄、手提げなどなどに隠れて見失う。二週間目からは、もう完全にわけがわからなくなった。

 そうこうするうちに、ようやく10月1日がやってきた、その朝。自分の貸出リストを見て安心するとともに、まだ完全に未読の本をどうしたら残り一週間で読み切れるかにあたふたさせられた。もう一つ面白い事があった。その日の夜に、このブログのアクセス解析を見ると、何故かいつもよりアクセス数が多い。どうやら、今年の春先に書いた「中原図書館リニューアルオープン」に関する記事にアクセスが集中しているようだ。つまり、今回の三週間の休館にじりじりさせられ、この日の開館を心待ちにしていた人は、僕だけではなかったということだ。

 さらには、何がこの三週間で変わったのか、みんな興味津々でアクセスしてみるのだが、蔵書検索システムの体裁にはなんら変わったところが見られない。では、一体なんで三週間も休んだのだろう?こういった利用者の「はてな」に、公共機関というところは全く応えてくれない。それは何も川崎市だけでなく、僕の地元・立川市でも変わるところではない。ホームページでも、遅ればせながら10月1日の遅くになって、お知らせが2件でたが、それまでは情報開示が一切なかった。

 このお知らせは今でも見られるので順を追って見ていこう。

ホームページからの巻数順予約に待ち時間が必要なくなりました/10月1日(火)

というタイトル。巻数順予約というのは説明するまでもないが、とりあえず言っておくと、これまでは上下巻などに分かれている本を順に予約すると、待ち行列がそれぞれにあって、下巻の方が先に来てしまうことがあって、利用者は予約をかけるタイミングに苦労した。それが巻数順を指定できる機能がかなり前にできて、上巻・下巻の順に届くまでは下巻の順番を後ろの人に渡すという、ありがたい仕組みだ。

 ところが、この順番指定が、これまでは本の予約終了後に10分程度待たなくては指定ができなかった。それが「直後に指定できるようになりました」というお知らせなのだ。それを見た僕の感想。えっ!たったそれだけ?それができるようになるために3週間もかけたって聞こえるけど。

 で、追って2件目のお知らせが入る。でも夕刻になってだけど。

新しい機器を設置しました 〜貸出手続きが自分で簡単に〜/10月1日(火)〜

当然だけど、こちらが3週間をかけてやった変更作業の第一セールスポイント。
こういう事ってまっさきに言いたくならないのかぁ、税金かけて市民を待たせた上に「こんなに良くなりましたよ」ってアピールする気にはならないんだよね。
 要するに、僕が中原図書館のリニューアル記事で書いた事の後追いになるけれど、自分で貸出し手続きができる自動端末機が川崎市の全図書館に設置されたということだ。これによって全蔵書に貼り付けられたICタグによる蔵書管理が可能になった。どうやら僕自身が中原図書館しか利用していないので、まっさきに新しいシステムの恩恵を受けすぎていて、他の図書館の状況をまったく把握してなかった。

だが、変な話だが、「自動貸出機による貸出しができるようになった」とか「巻数順予約が待たなくなった」という改善だけが今回の3週間の内訳であるわけがない。一体どういう事だろうと思ったら、会社の同僚が鋭い突っ込みをしてくれた。「巻数順予約が待たなくなったのは、図書館のサーバー自体を増強して、新しい祖ストウェアに置き換えるなどの更新作業があったに違いない。」

 そういうことか。確かに10月一日の再開直後に感じたのは、なにをやるにしても応答が速いという印象だった。その一端が「巻数順予約の待ち時間短縮」なのだが、それよりもあらゆる事が遅滞なく瞬時に処理できるようになった。それくらいシステムをよくしたんですよ、みたいな晴れがましいメッセージをしなくていいんですか?

 実は最初の「巻数順」に関するお知らせが、あまりにも3週間後の再開の通知にしては素っ気ないものだったので、なめるように読んでいくと「お問い合わせは中原図書館」という文言が目に入って、「へー」と思ったのだ。なんで川崎駅近くの中央図書館ではないんだろう。そこから逆算して考えたのは、いつの間にか中央図書館から中原図書館がシステムセンターの役目を担うようになったという事だ。ということは、あの武蔵小杉の最新ビルの中に図書館の新しいシステムもそっくり収まっているに違いない。

 とにかく「何かが変わった」事は確かで、それが「巻数順予約」というユーザへの恩恵としてわかりやすい部分に一部あらわれているという事でしょう。なんか非常に歯切れ悪いんですが、ちゃんとフォローしてくれませんか、関係者の皆様。
posted by アスラン at 19:28 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月20日

新しい中原図書館(その2)

 尻切れトンボ状態で(その1)を終え、昨日は続きを書く余裕もなく、というか昨日は定時間退社というやつで、いつもの事だが、嫁さんとの取り決めどおり寄り道する事なく早く家路について、緩みまくってテレビを見ているであろう息子の相手をしなければならない。誠に「共働きはつらいよ」状態なのだが、それども密やかな楽しみとして、中原の図書館に詣でて図書を返却して、予約棚に取り置かれた本を新たに借りに最小限の寄り道をしている。昨夜も当然してきた。「工学部ヒラノ教授と七人の天才」なる怪しげな本を請け出してきた。

 さて、5Fまで山を駆け上がるかのようにエスカレーターで登り切ると、ひっそりとしたエレベーターのある通路を奥まで進むと、ようやく川崎市立図書館の中原図書館にたどり着く。昔のように亀が顔をのぞかせる池などはもちろんない。家電量販店やレンタル店でおなじみのおおげさなゲートを通り抜けると、広々とした空間が広がり、右手には本の返却カウンターが目につくのだが、とにかく誰も並んでいない。そこからしてもう度肝を抜かれる。以前は朝一番、あるいは夕方終了間際に行くと、カウンターには貸し出しのための行列ができていたし、返却カウンターの前には本が山積みになっているのが、旧中原図書館のおなじみの光景だったはずだ。それが全くない。

 左手を見ると、書架と閲覧席が整然と並べられ、閲覧室では学生やら会社員やらが真剣に思い思いの読書あるいは学習・仕事などをやっていて、それはある意味異様な光景とも思われ、こちらとしても落ち着いて書架を眺めるという気になかなかなれない。そういえば、昔予備校生時代に通い詰めた小石川図書館でも、入るときには荷物をロッカーに預けるなどの厳格な規則があり、入ると学習室ではみだりに物音を立ててはならず、ましてや不用意に馬鹿話に興ずる事もできないというぴりぴりとした雰囲気が全館を張り詰めていた。まさにそんな感じだ。

 以前の中原図書館は、児童書エリアは小うるさい子供たちの声にあふれ(子供はうるさくて当たり前)、書架の方は雑然と詰め込まれた図書を思い思いに見て回る僕ら愛読者たちによって、静かながらも適度にざわついていた。旧館では学習室は別館になっていたので書架のある建屋とは緊張感が断絶されていたのだと思うが、今は一つにまとまった事で、それはそれは近代的な雰囲気に統一されて、きれいで静かで物音一つするにも遠慮されるかのような威厳に満ちた空間が見事に提供されている。それはそれで読書環境としては最良のものに変わったと喜んでいい事なのだろうが、やはり僕にはのんびり泳ぐ亀がいて、それを見てのんびりできた旧館の雑然とした穏やかなたたずまいが懐かしい。

 いや、感傷に浸るまえに予約本の貸し出しだ。さて、あれほどの行列が見当たらなくなって、いったいどこに消えたのかと言えば、そこがこの新しい図書館の見どころだ。行列はなくなった代わりに、奥の方にある、これまた違ったゲートが設えられた狭い入り口に人々が三々五々吸い込まれては出てくる。入り口脇にはおばさん風の職員が待ち受けていて、なにやら新システムを導入した大手病院の診察券受付機周辺での気遣い同様に僕のように途方にくれた表情丸出しの人々をカモにしようと(失礼、手助けしようと)待ち受けている様子だ。これまた、かなり緊張してきた。いったい、何が始まるんだろうか。

 あのぉと声をかける暇もあたえず、係の人は僕に「予約された本の貸し出しですか?」と聞いたと思う。そうだと答えると、端末機の前につれていかれた。そして図書館カードを出してくださいと言う。あわてて取り出すと、それを端末機のバーコードリーダーに読み取らせろと言う。そんな事言うくらいならば、スーパーのレジよろしくカードを受け取って読み取らせてくれればいいのにと思った人は、僕以外にも大勢いたに違いない。とにかくリーダーの光の真下にカードをくぐらすのに、嫌な汗をかきながらピッと音がすると、端末につながったプリンターからレシートがはき出させる。それには棚番号が順に「46−1、46−2,47−1」などと書かれた3枚綴りのレシートだった。

 少し落ち着いてきた僕に向かって係の人が説明するには、それは棚の番号であって、46番はこちらですと案内してくれる。その棚の上から下の仕切りごとにサブ番号がついていて、46−1というのは貸し出し図書が置かれた棚の仕切り内の一角を表している。僕が借りたかった本は3冊あって、それは一カ所に並んでいるのかと思ったらそうではなく、1冊につき1枚のレシートに打ち出させた番号の棚の前に移動しなければならず、まあ今のところそんなに困惑させられることもないのだが、「あれっ3冊目が見当たらないぞ」などと係員に聞こうかと思ってレシートを見直すと、最後の一冊は隣の本棚を見なければならなかったと気づいたりする。うーむ、セルフサービスの良さを味わうまでには、まだまだ冷や汗をかかねばならないようだ。

 次にこの3冊の本をもって、さきほど通ってきた狭い入り口を出るには肝心の、そして最大の儀式が待ち受けている。ようやく僕らは手元に自分が借りたい本を手にしたわけだが、それを貸し出してもらうためには自動貸出機に読み取らせる事がどうしても必要なのだ。ここらへんの理屈は、従来の図書館の決まり事が身についた人ほど納得しにくいところだろう。貸し出し業務をセルフでできるのだとしたら、万引きしようとする不定な輩をどうしたら排除できるのだ。なにしろ、この貸出機を通したあとの図書はその場で自分の鞄や手提げ袋に入れる事になる。そんなところ、警備員に見つかって見とがめられはしないのだろうか?などとぐるぐる変な想像を巡らしながら、端末機の前でひたすら途方にくれる。

 もちろん、ここでも係のおばさんがにこやかに声をかけて説明してくれるものだから、こちらは何もわからない機械の苦手な人間に成り下がったような気分になってくる。この後は、とにかく指示されたとおりに訳もわからず言われた事を実行するのだから、まだ未体験の人は以下の動作をよーく飲み込んでいくと、無駄な冷や汗をかくことなく、「僕は駄目な人間じゃありません」といった振りができるはずだ。間違いない。まず…

・自動端末機にある平たい台の上に借りたい本を「すべて」置く。3冊あるならば3冊全部を置くこと。よくはわからないが、全部並べないと無駄なピッ、ピッという警告音と、係員の冷ややかな「全部おいてください」という声を聞くことになる。ちなみに平たい台に図書を重ならないように置くべきなのか、並べて平置きすべきなのか、今もってわからない。なぜなら3冊ぐらいならば並べておけるからだ。こんどぜひ重ねておいてみよう。

・次に、またしても図書館カードを取り出して、レーザービームがバッテンバッテンバッテン…と細かくクロスしているところに差し出して、再びバーコードを読み取らせる。するとモニターに「確認」ボタンが現れ、それを押すと、今度は数字を入力するテンキーがモニターに表示される。

・このテンキーで貸し出しする本の冊数を入力する。ここで、さきほど台においた本の数とが一致しなければ再びピッと警告音がなるのは言うまでもない。3冊と入れて「確認」。するとあーら不思議。貸し出し対象の3冊の本の名前が表示される。その名前に間違いがなければ再び「確認」を押す。するとこちらにもつながれたプリンターから、今度は貸し出し図書の名前が入ったリストがプリントされる。これは旧システムの受付でもいただけるアレなので、驚くことはない。

というわけで「お疲れ様でした、これで終了です」と言われて、その場を追い出されるわけだが、さきほども言ったように、受付カウンターで借り受けてそそくさと鞄などにしまいこむのと違って、まだ図書館の中。自動端末機をくぐらせた本は、まだ自分の手にあるのだ。なんとも落ち着かない。ともかくも早くしまってしまおう。しまったらとにかくこんなところは出てしまうに限る。おそるおそる入り口のゲートを通ったが、何事もなく僕と図書を送り出してくれたわけだ。

 あと、書くべき事は少しだけ。その後、システムの意味を調べてみた。本当は導入した図書館で詳しく説明資料などを掲示してもらえるとありがたいのだが、それは「お役所仕事」なので…(あとは言わない)。どうやら、図書館の蔵書一冊ごとに、ICタグが埋め込まれている。これは自らが何者であるかの番号を発信することが可能なすぐれもので、入り口脇にあったゲートの横に見えた大きなアンテナは、このICゲートから瞬時に情報を取り出すための装置のようだ。つまりこうだ(たぶん)。自動端末機を介して、予約棚にあった本、あるいは書架の本は、図書館カードに記載された番号を持つ利用者(つまり僕)が借りたという証拠がデータサーバーに記録される。そうなればしめたもの。あとはゲートを通過する際に、ゲートキーパー(システム)は、関知したICタグ一つ一つの情報をサーバーに問い合わせ、すでに貸し出し中であれば問題なく通し、未貸し出しの図書であれば、即座に警備員が万引き防止のために駆けつけるという仕組みだ。

 この記事を読んで少しでも関心をもった川崎市立図書館ユーザーは、一度は中原図書館に訪れるといい。まだ当分は遠慮しておくという方は、もちろん最寄りの対面業務の懐かしくてちょっと煩わしい旧システムの図書館に通い続けるといい。でも、いずれは時間の問題なのだ。早く冷や汗をかくのもいいのではないだろうか。
posted by アスラン at 20:34 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月18日

新しい中原図書館(その1)

リハビリ第2弾。久しぶりに「図書館のすべて」カテゴリで記事をアップしよう。

この場で、僕の利用図書館は地元・東京都立川市の図書館と、職場のある神奈川県川崎市の図書館とである事を公言してきたが、職場の方でもっとも利用してきたのが武蔵小杉駅近辺にあった旧・中原図書館だった。
古い建物だったけれど、入り口近くに池があって、何匹もの亀が魚とともに泳いでいたのを見るのが楽しみであったが、昨今のコスギ再開発の波で中原図書館も姿を消すことになった。

そしてどこに行くかと思えば、JR南武線武蔵小杉駅に隣接した敷地にずいぶん前からじらされ続けてきたあげくに、いつの間にか、あの「タワーリングインフェルノ」を連想させるような(なんと縁起の悪い連想で申し訳ないが)、間近から見上げると目がくらむようなきりっとした超高層ビルができあがり、その5Fにしっかりと新・中原図書館が収まった。しかもJR南武線と東急とをつなぐ連絡通路から直接この高層ビルへとシームレスに入る事ができるようになっている。以前の中原図書館へは、駅を降りて旧・マルエツを回り込んで少し歩く必要があったので、ずいぶんと近くなった感じだ。

そろそろここらでビルの名前を明かすと、エクラスタワー武蔵小杉というらしい。図書館のサイトでも「駅前複合ビル」だとか「再開発ビル」などとしか書いてないので、まるでお役所仕事丸出しでそっけない事この上ないありさまだ。とにかく、このビルの5階までは、さきほどの連絡通路から2階につながり、その2階から4階までには様々なテナントが入っていて、お茶や食事や買い物をする人々で賑わっている。

特徴的なのは、その連絡通路からエスカレーターが設置されていて、上階に行くとさらに次のエスカレーターが同じ向きに続いていくという構造になっている。しかも振り向けば天井は吹き抜け状態で、遠くに南武線や周辺の風景も目に入ってくるので、まるで5階まではエスカレーターづたいに山にでも登っているかのような爽快な感覚を楽しめる。5階まで着くと、さきほどの賑わいから落ち着いて、さらに上階のマンション利用者たちか、あるいは図書館を利用しに来た人々だけのひっそりとした雰囲気になるのも好ましい。

さて、ここらでとりあえずは第一弾として「続く」を入れておこうか。
館内は、例の旧・中原図書館を知っている人からするとすさまじい変貌を遂げているのだが、とにかく久しぶりに借りたい本を借り出しに行った僕は、まるで地方から大都会に出てきたおのぼりさんさながらの途方にくれる体験をする事になるのだが、それはまた次のお話なのだ…。(続く)
posted by アスラン at 20:08 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

1Q84Book3定点観測

 立川図書館のウェブ予約システムで4月から貸出延長ができるようになった事は、つい先日紹介したばかりだが、それだけでなく人気本の予約についても大改革が行われた事を知る人は案外少ないかもしれない。以前の立川市立図書館だと、ハリーポッターのような長蛇の予約待ち行列ができることが必至の本については、発売当日か、その後の適当な日(それも平日)を設定して、その日から窓口で予約を受け付けるのがならいだった。これだと会社を休まねば予約できない。ウェブで予約を受け付けるのは、さらに1週間後(あるいは数日後)というありさまで、ほとんど一番争いする事はムリだった。

 それに比べると、川崎市の図書館はかなり前から発売日に予約開始。ウェブと窓口は同時に予約を開始してくれたので、ハリーポッターの発売日などは手ぐすね引いて予約をかけた。まあ川崎市は利用者が多いので、あっという間に200人ぐらいの列ができてしまう。それに比べれば、立川市は川崎市と比べると利用者数に差があるせいか、同じくらいの利便性が確保されると、圧倒的に使い勝手がよくなる。

 それで、いよいよ予約開始の4/16(つまりはBook3の発売日)を迎えたわけだが、10時に予約開始だと言う。ちょうど息子を保育園に連れていき、時差通勤をしているので南武線の中だ。当然ながら、座って持ち込んだ珈琲をゆっくり飲みながら読書するか、あるいはこのブログに載せる書評などをメモしている。忘れずに10時ちょっと前からすぐに登録できるようにと、「1Q84」もコピペの筆頭に追加した。

 と思って、書評を書き出したら、なんとなく熱中してしまい、ぼーっとしてたら、予約の事が一瞬でふきとんだ。何かあったなぁと思い出して時計を見たら「あぁ!」、なんと10時2分。す、過ぎている〜。慌てて携帯で検索をすると、なんと76人の行列が出来ている。む、無念!とにかくすぐに並ばねば…。なんか予約ボタンを押して、受け取り図書館を選んで、決定を押すまでをやるのに、興奮しすぎて手が震えてうまくできない。まずいぞ、まずいぞ。落ち着けぇぇ。

 結局、登録後、システムが受理完了するまでは何番待ちか出てこないので、少し待ってから見ると77番。うーむ。その後、もう一度検索および予約画面に戻って、ページを更新してみても、そんなに行列の数が増えない。ということは、このペースならば、10時きっかりに予約すれば2〜30番はとれたかもしれない。がっかりだぁ。

 と、そのとき頭に川崎の図書館の事が思い浮かぶ。こんな事をしてる場合ではない。念のため、予約しておこう。やはり携帯で検索をかけると、なんと「16人待ち」という表示。なんだぁ、そんな事あるかよ!またまた一気に興奮のボルテージが上がって、もしかしたら予約開始時間が違うのか。なにかシステム上のトラブルでもあったのか。でも千載一遇のチャンスではないか。予約ボタンをおせぇぇ。

 で、受け付け後、しばらく待ったが、何番待ちかは出てこないので、あとは会社のPCから確認することに。会社についてからPCが立ち上がるまでワクワクして、まっさきに川崎市立図書館のページを覗いたら、なんと213番だったかな。なんだ、あの16人待ちというのは未処理を200人近く抱えた途中の状態だったんだな。これまた、がっくりだ。

 気を取り直して、以前にもBook1/Book2の予約の時にやった定点観測を実施しよう。今のところ、どちらも準備中で何冊入荷するかも確定していないので、とりあえずは1冊ずつとして1冊あたりの予約待ち人数の比較はスタートする。もちろん、今回から予約開始日が横並びになったせいで、立川図書館が圧倒的に有利な状況だ。

日付 |4/16|4/19|4/25|5/07|5/17|5/25|
------+----+----+----+----+----+----+
立川 |77.0|76.0|76.0| 3.1| 1.4| 0.9|
川崎 |263.|260.|28.7|14.5|10.3| 9.7|
------+----+----+----+----+----+----+
先頭 |立川|立川|川崎|立川|立川|立川|
差分 |186.|184.|47.3|11.4| 8.9| 8.8|

(2010/4/19現在)
川崎 260人待ち/1冊 = 260.0人待ち/冊
立川 76人待ち/1冊 = 76.0人待ち/冊

(2010/4/25現在)
川崎 201人待ち/7冊 = 28.7人待ち/冊(冊数が増えて、一気に逆転)
立川 76人待ち/1冊 = 76.0人待ち/冊(いまだ準備中)

(2010/5/7現在)
川崎 188人待ち/13冊 = 14.5人待ち/冊(意外と冊数のびず)
立川 61人待ち/20冊 = 3.1人待ち/冊(驚異の20冊稼働で、大逆転!)

(2010/5/17現在)
川崎 175人待ち/17冊 = 10.3人待ち/冊(冊数微増だが…)
立川 44人待ち/32冊 = 1.4人待ち/冊(圧倒的じゃないか!)

(2010/5/25現在)
川崎 164人待ち/17冊 = 9.7人待ち/冊(ようやく10人をきった…)
立川 28人待ち/32冊 = 0.9人待ち/冊(いよいよゴールか!)
posted by アスラン at 13:07 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

立川市図書館の予約システムに、ついに貸出延長機能が!

 このところ動きのなかった立川市図書館の予約システムだが、今週、いやたぶん4月1日から大きな動きがあった。まさか、エイプリルフールの企画じゃないだろうな。書いていて心配になってきた。そうか、4月1日開始だったのか。なんか心配だなぉ。

 昨日、何気なく自分の借りた本と予約した本の状況をウェブで確認していたら、借りた本の数冊が「貸出中(延長不可」)」と表示されている。「貸出中」はわかるが〈延長不可〉という表示は見慣れない。予約待ちの人間がいるかいないかは、別の欄で表示されるのでなんだか冗長な言葉だなぁ。延滞する人への牽制かなと思ってそのまま見過ごしていた。

 次にもう一度よおく見たら、借りた本の表示の先頭に「貸出延長」のためのチェックボックスが用意されているではないか。なんと!ついに立川も貸出延長できるようになったのか。川崎市図書館に遅れること一年かなぁ。いつも川崎よりも後手になるが、それでも待ちわびた機能に対応してもらえるのはうれしい。いつでも突然なんの前触れもなく、しかも変わったことが宣伝されることなく変わるので、それがなんとももったいない。

 貸出延長機能を知らない人のために一言付け加えると、通常、借りた本は2週間後は図書館の受付に返却しなければならない。もし予約待ちされていなければ、受付で「もう一度借りたい」と言えば、もう2週間貸出を延長してくれる。これが「貸出延長」だ。もちろん予約待ちの人がいれば貸してくれないし、一度延長した本は再延長できない。いずれにしても延長は受付に本をもっていかなければならない。

 悪いとしりつつ借りた本を延滞してしまう原因は大きく分けて三つある。
・読み切れず返したくない。
・返したいが返却しにいく暇がない
・返却あるいは延長する場所が図書館に限られている。

これによって、悪いと知りつつ延滞してしまう利用者も多いはずだし、レンタルショップと違って延滞料がとられない分、ついつい延滞が長引く人も出てくる。これに対して図書館側も督促の手間が増える。お互いいいことがない。

 その解決策の決定打が貸出延長機能だ。これによって延滞の一部は解消するはずだ。僕ら利用者の方もこれまでのように気兼ねすることなく読書を楽しめるようになる。さっそく延長可能な本を延長してみることにしよう!
posted by アスラン at 10:28 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

にしき祭りでリサイクル本をゲット!

 この時期、立川市図書館のなかで毎週通いつめている錦図書館では、錦会館の「にしき祭り」にあわせてリサイクル本の放出がある。図書館の中に入る前に入り口脇に出るワゴンの品ぞろいを確かめるのが、とても楽しみだ。

 今年は最初の週から文庫本がワゴンに出ていて意外な喜びを味わった。例年だと児童書や単行本が先で、文庫本は次週というようにもったいつける事が多いからだ。問題は貰いすぎてしまう事だ。少しでも「読みたい」のレベルを下げると、いくらでも持っていってしまいそうだ。で、今回は厳選の結果、

あいにくの雨で 麻耶雄嵩
眠れぬイブのために(上下) ディーヴァー
火星の笛吹き ブラッドベリ


の四冊にした。それでも日頃から本を増やすなと厳しく言い渡されてる嫁さんからすると、けしからんと叱られそうな数だ。こっそり持ち帰ろう。

 そして次の週が、この土日だった。ワゴンの数は増えたが、文庫は残り少ない。もうめぼしいものはないかなと見ると、

「カラマーゾフの兄弟」(上中下) ドストエフスキー(新潮文庫)


がある!おぉ、これはいよいよ「読め」と言う、本の神のお告げに違いない。ゆっくり物色しようと思ったら、先に図書館に入った息子が「パパ来て〜」と呼んでる。なんだよぉと用を聞くと、今借りてる絵本と同じものを見つけたと言う。ならばさきほど返却したばかりだから、もう一度借りろとカードを渡したら、息子は窓口に持って行く前に端末の前に陣取った。

 息子はこれから借りる本を検索する。意味ないじゃんと思うかもしれないが、そう、意味はない。ただし文字を拾うのが楽しいらしい。勉強にもなるし、時間つぶしにもなるし、遊びにもなる。一石三鳥以上になるから文句はない。ようやくお役御免になったので入口に戻ると、年配の男性が文庫のワゴンの前に座り込んでいる。イヤな予感がする。慌てて後ろからのぞき込むと「な、ない!(カラマーゾフの兄弟が…)」

 取られてしまった。息子のところに行く際に、とりあえずは鞄に入れてしまえばよかった。ショック大木金太郎だ(古すぎて説明する気にもならない…)。うーむ、アイツのせいで千載一遇のチャンスを逃してしまった。どうしてくれよう。と思ったら、息子が再び呼んでいる。

パパ〜、『ま』ってどこ〜?
posted by アスラン at 12:40 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

ペリー・ローダンを検索する

 毎月10日前後に来月の「文庫発売一覧」が株式会社大洋社のBookIndexというページで見られるので、楽しみにしている。今は一日だから、あと一週間以上待たねばならない。はて、先月の一覧は見たかしら。サイトにアクセスしてみると、ああ、見てるね。

 でも、今月10月に何かめぼしい文庫は発売になるんだっけ?などと漫然と「出版社順(テーブル表示)」をざっと見てみる。「早川書房・ハヤカワ文庫SF」の項目に

10/上 宇宙英雄ペリー・ローダンシリーズ365 ゼロ守護者 エーヴェルス&フォルツ 609円


などと言う文庫が目にとまる。

 ペリー・ローダンシリーズかぁ。読んだことないなぁ。いや、SFが苦手で人生生きながらえてきたわけだから、読んでなくても不思議ではない。先日無くなった栗本薫のグイン・サーガですら、一冊も読んでなくて、お弔い読書のつもりで第一巻を借りてはみたが、そのまま返してしまった。ましてや、なんの思い入れもない外国のSFに手を出すわけがないではないか。でも気になる。365巻が今月上旬に出るわけだ。これを死ぬまでに一巻たりとも接触しないで良いのだろうか?というより、これを全巻読もう、いや読んでいるというSF読みはいるのだろうか?いや、当然ながらいるんだろうなぁ。

 と思うと気になって夜もおちおち眠れない。って、地下鉄の漫才の方は今はどうしていらっしゃるのでしょうか。それを思うほうが夜も眠れなくなるかもしれない。などと馬鹿な事を言ってないで、とっとと検索してみよう。

 立川市立図書館のシステムで「ペリー・ローダン」で検索してみる。0件だ。なるほど。件名の欄に入れて検索してみる。やはり0件。立川には一冊も置いてないのか(なわけないが…)。で、さっさと川崎市立図書館のシステムで書名「ペリー・ローダン」で検索。なんと、たったの1冊だ。

危うし惑星トラムプ!(ハヤカワ文庫 SF 338 宇宙英雄ローダン・シリーズ 4


 そうか、「ローダン・シリーズ」になっている。では書名に「ローダン」を入れて検索する。461件ヒット。でも「青い絵葉書」(太田治子)なども混じっている。何故かなぁと中味を見てみると「ロダンの庭」という短編が入っている。そうか、検索システム的には「ローダン」も「ロダン」も同じ文字列になってしまうんだな。ではでは、出版社名に「早川書房」を追加して検索。361件。これで絞り込みは正しいようだ。10月の最新巻が365だから、かなりの本をカバーしていると考えるべきだろうか?いや、もしかしたら旧版と新版とが重なっているかもしれない。

 一方、立川図書館はどうか?書名で「ローダン」だと36件。しかもシリーズらしき書名はでてこない。立川の方は書名にはローダンの文字は入ってないようだ。ただし検索項目に「シリーズ名」というのが用意されている。こちらに「ローダン」の文字を移して検索。312件だ。こちらもまずまずの数だ。しかし問題がある。書名に巻数が入ってないので、いったいどれが第一巻なのかわからない。いちいち中味を見て確かめなくてはならない。どうやら出版年順に並べ替えしても、もっとも古いからといって、第1巻が見つかるというような生やさしい蔵書状況ではないようだ。

 そう思って川崎の方の検索リストを見ると、こちらも「ロボット皇帝の反乱!(ハヤカワ文庫 SF 149 宇宙英雄ローダン・シリーズ 1」のように出ているが、決してこれが第一巻でないのは、ファンならばご存じだろう。タイトルが長すぎて表示が省略されているのだ。これは第16巻。おしい!ではいったい第1巻はいずこに。

 ここは、やはり「ローダン・ガイドブック」「ローダン・ガイドブック2」で道案内されてから考えた方がよさそうだ。
posted by アスラン at 19:43 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

IQ84定点観測

 村上春樹の最新作「IQ84」が話題になってひと月たったか。店頭に並んでからまもなく川崎市立図書館で貸出しされるようになり、あわてて予約したが、360人近くの行列を待つ事になった。上下巻ともに予約したが、いまのところ下巻の方が順番待ちが少ない。ただし、川崎の図書館のいいところは、上下巻に順番で借りるかどうかの選択ができる点だ。つまり先に下巻が貸し出される事はない。上巻と下巻を別々に予約せざるを得ないから、非常にありがたい機能だ。この機能によって、上巻を予約してから少し時間をおいて下巻を予約する手間をかけずに済むのだ。

 一方、立川市立図書館は新刊の取り扱いには慎重なので、なかなか検索でヒットせず、毎日ジリジリしていた。今月になってようやくヒットしたので予約したが、意外に行列が長いのと準備冊数が少ないのとで少しがっかりした。立川の図書館全9館で1冊ずつしか準備していないのだ。これならば川崎市の方がだんぜん早く借りられる。勝負は見えている、か?

 ところが、しばらくすると立川市のIQ84の蔵書数は9冊から倍の18冊に増えていた。やった!これでいい勝負になってくるかもしれない。でも、そのときでも川崎市図書館の方が1冊あたりの予約行列の長さが短かった。そして、ようやく最近、立川市と川崎市の図書館の予約待ちを定点観測する事にした。かなりの接戦になってきたぞ。
7/22時点では川崎の方の行列がじゃっかん短かったが、今日はほんのちょっとだけ立川の方が行列が短い。このほんの僅差はもっと広がっていくのだろうか。

日付 |7/22|7/23|7/25|7/28|8/1 |8/4 |8/11|8/16|8/20|8/24|8/28|
------+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+
川崎 |8.94|8.88|8.71|8.56|8.32|8.09|7.62|7.29|7.09|6.85|6.79|
立川 |9.00|8.83|8.67|8.44|8.27|8.16|7.72|7.56|7.39|6.83|6.56|
------+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+
先頭 |川崎|立川|立川|立川|立川|川崎|川崎|川崎|川崎|立川|立川|
差分 |0.06|0.05|0.04|0.12|0.05|0.07|0.10|0.27|0.30|0.02|0.23|

(2009/8/28現在)
川崎 231人待ち/34冊 = 6.79人待ち/冊
立川 118人待ち/18冊 = 6.56人待ち/冊(立川、差を広げる)

(2009/8/24現在)
川崎 233人待ち/34冊 = 6.85人待ち/冊
立川 123人待ち/18冊 = 6.83人待ち/冊(立川、一気に逆転)

(2009/8/20現在)
川崎 241人待ち/34冊 = 7.09人待ち/冊(川崎、さらに差をつける)
立川 133人待ち/18冊 = 7.39人待ち/冊

(2009/8/16現在)
川崎 248人待ち/34冊 = 7.29人待ち/冊(川崎、差をつけだす)
立川 136人待ち/18冊 = 7.56人待ち/冊

(2009/8/11現在)
川崎 259人待ち/34冊 = 7.62人待ち/冊
立川 139人待ち/18冊 = 7.72人待ち/冊

(2009/8/4現在)
川崎 275人待ち/34冊 = 8.09人待ち/冊 (川崎、立川を抜く)
立川 147人待ち/18冊 = 8.16人待ち/冊

(2009/8/1現在)
川崎 283人待ち/34冊 = 8.32人待ち/冊
立川 149人待ち/18冊 = 8.27人待ち/冊

(2009/7/28現在)
川崎 291人待ち/34冊 = 8.56人待ち/冊
立川 152人待ち/18冊 = 8.44人待ち/冊

(2009/7/25現在)
川崎 296人待ち/34冊 = 8.71人待ち/冊
立川 156人待ち/18冊 = 8.67人待ち/冊
posted by アスラン at 02:37 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

川崎市立図書館の新予約システム、ついに起動!

 半月の準備期間を経て7月1日から、ついに川崎市立図書館のサイトがリニューアルした。まずびっくりしたのがトップページだ。どこかの公共機関のホームページのようにいろんな文字情報にあふれている。おまけに右脇には広告枠がいくつも縦に並んでいて募集中だそうだ。
すごいな、思い切ったことをするもんだ。それより、いったい図書検索システムはどこに行ったんだ。

 よく見ると「蔵書検索」のタイトルで、本のタイトルや作家名をいれる枠があった。これが今度の図書検索かぁ。ずいぶん簡略化されちゃったなぁ、大丈夫か。まあ、その下に詳細検索へのリンクがあるのでたどってみる。あった、あった。でも以前のレンガ色の背景とドシッとした入力枠のデザインは一掃された。背景は白一色で入力枠もシンプルで、色気がなく頼りない。これで新図書館予約システム、本当にパワーアップしたのかなぁ。

 しかし見た目の脆弱さとは違って、使ってみるとじわじわとその実力は見えてきた。まず詳細検索の項目に待望の「所蔵館」ができた。以前から立川にあって川崎になくて不便きわまりないものとして、この「所蔵館」検索を挙げてきた。どういう効果があるかは言うまでもない。最寄りの図書館でいますぐ借りたい場合に便利な機能なのだ。たとえば志賀直哉の本をなんでもいいからすぐに手に入れて読みたいとする。ならば作家名で検索して、会社帰りに週末に最寄りの図書館で書架から受付に持っていけばいいのだが、所蔵館の項目がなかった以前のシステムだと、作家名で検索されたたくさんの書名一覧を1冊1冊選択しては所蔵館を確かめる、という途方もない労力を必要とした。僕としては、この機能追加だけでも今回のバージョンアップを評価したい気分だ。

 細かいことだが、検索ボタンを押さずにリターンキーを押すだけで検索が開始する。使い勝手がずいぶん違う。

 さて「利用者メニュー」タブを選ぶと、「予約状況照会/貸出状況照会/メールアドレス登録」のメニューがでる。どれかを選ぶと「ログイン」画面が出てくるので、カード番号とパスワードを入力する。ここまでは以前と同じだ。変わったのはここからだ。以前だと「予約状況」と「貸出状況」を行ったり来たりする場合は、その都度番号とパスワードの入力を求められたが、新システムでは一度ログインすれば、あとは自由に利用者情報にアクセスできる。どうせならば、立川のように予約状況と貸出状況を1画面にまとめてくれれば言うことない。

 「予約状況照会」画面では予約順位が表示された。6月に予約した「別冊・図書館戦争1」の予約待ちがはじめて3番だと判明した。記念すべき瞬間だ。そうこうするうちに、予約順位が2に減った。オ〜、何てこったい。リアルタイムで状況が更新しているではないか。えっ、それって当たり前でしょ、ですって。そうでもないんですよ、川崎では。以前のシステムの更新時期は明け方の1回きり。だから「回送中」という表示が出ても、果たして帰りがけに指定図書館で受け取れるかどうかなんてはわからなかった。リアルタイム更新はいいね〜。

 さらに今度は「貸出状況照会」画面へ移動。こちらも売り物の「貸出延長ボタン」がひっそりと画面下にあった。なんとまあ地味なこと。試してみようかなぁ。実は3冊借りてるんだけど、まだ返却日は来週末。でも試したい。やっちゃおうとばかり押してみる。押した日から2週間後の返却期限に延長します、というメッセージが出て、確認ボタンが表示された。押してみる。瞬時に「延長されました」。なんとアッサリとした手ごたえ。あまりの手ごたえのなさに、ほかの2冊もついつい延長しちゃいました。

 さらに知りたいのは、延長の延長はできるのかどうか。たしか窓口に持っていって再延長をお願いするとダメだったはず。新しい機能のお知らせ画面には書いてない。できるのかなできないのかな。実は今日判明したのだが、携帯から利用者メニューにアクセスして、貸出状況照会画面を見ると、さりげなく「延長ずみ書籍」は延長対象外だと書かれていた。やっぱりそうだったか。調子にのって延長ボタンをむやみに試さなければよかったな。

 最後に敢えて苦言を言えば、いい機能が追加されたのに、「使い方の説明」がまったく整備されていない。再延長ができないことは、おそらくシステムの制限ではなく図書館としてのポリシーなんだろう。今に始まったことではないが、ならば何故サイトのどこにも書かれてないのだろう。図書館システムの使い方および図書館の使い方の充実も、この機会にお願いします、川崎図書館様。

 そうそう、最後に一番重要なことを付け加えておこう。検索応答がかなりよくなった。スルスルと検索できます。これがなにより大事なことですよね。

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
人気ブログランキング
posted by アスラン at 17:58 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

川崎市の図書館システムが再び攻勢をかける!

 最近はめっきりご無沙汰している川崎市の図書館だが、久しぶりに先日立ち寄った。すると7月1日(火)から新しい図書館コンピュータシステムを稼動させるというアナウンスが壁に貼られていた。しかも、システム入れ替えのために6/16〜30まで川崎市の図書館は全館休館となるそうだ。これはものすごい事だ。半月も公共の施設が休館してしまうというのだから、一体何事かと思うだろう。

 その内容はと言えば、図書館システムを愛用している人からすると驚くべき新機能が待ち受けていた。

1.ご自分で予約順位を確認できます!
2.ご自分で予約の取消しが可能になります!
3.ご自分で貸出し期間が延長できます!


どこが「驚くべき」かって?3番目ですって。「貸出し期間が延長できる」ってところがですよ。これって画期的でしょう。

 川崎市のシステムの最大の魅力は「蔵書全点の予約をウェブからできる」というところにあったんだけど、いくつかの点で不満な点があった。どんな点が不満かを明らかにするには、立川市の図書館システムと比較するのが手っ取り早いだろう。以前から、立川市と川崎市のシステムを利用者の立場から比較してきた。2006年3月18日付けの記事で、それぞれの図書館システムの利点を次のように列挙した。

[川崎市図書館の利点]
 ・蔵書全点の予約がウェブからできる(2006/3から立川でも実現)
 ・携帯からも予約ができる
 ・新刊本がいち早く入荷する

[立川市図書館の利点]
 ・検索で、所蔵館やキーワードで検索できる
 ・予約待ちのカウントダウンが表示される
 ・予約取り消しができる(今回から追加)
 ・利用者あたりの蔵書数が多いため、待ち行列が短い


 「蔵書全点の予約」が実現できた時点で、立川市の図書館システムが川崎を追い抜いたと記事に書いた。今回の川崎のシステム改良の1番目・2番目はすでに立川市のシステムで実現されている。今回の改良によって立川のシステムを再びキャッチアップしたわけだ。何がありがたいって、カウントダウン(予約順位)が表示されるほど利用者にとってありがたい事はない。コアな図書館ユーザーには読書計画というものがある。いくつか好きな本をかたっぱしらから予約しまくった挙げ句に、いっぺんに届いてしまったら元も子もない。

 一度などハリポタ最新巻上下と村上春樹「アフターダーク」と福井晴敏「亡国のイージス」がいっぺんに届いて途方に暮れた経験が、川崎の図書館ではあるのだ。手つかずに読み流してしまえば、また長い行列の最後尾につく気力が無くなることが多い。だからこそ、予約表示はコアユーザーにとっての生命線なのだ。これで立川と川崎は再び横に並んだ。そして、川崎は半月のシステム入れ替えを代償に一挙に攻勢を掛ける。

 それが「貸出し期間の延長」だ。これが何を意味するかは一目瞭然だろう。延滞問題に一つの解決を与える事になるのだ。川崎市図書館のHPには次のようなお願いが載っている。

 現在、川崎市立図書館では、返却日を過ぎても返却されない資料が多く、対応に苦慮しております。
2007年9月の調査では、返却日を一週間過ぎている資料が貸出冊数の13.45%、二週間を過ぎても返却されない資料が7.25%もありました。
 図書館では、返却をお忘れの方に、返却を促すメールやハガキをお送りしています。メールアドレスを登録されていない方には督促のハガキを送付していますが、このハガキの枚数は、全館で一年間に約5600枚(2006年度)、費用で約128万円になっています。


 この延滞もしくは故意の返却忘れは、どの図書館でも頭を痛めている。かくいう僕も返却期限を1週間遅らせる事はよくある。いいことではないが、なかなか週の途中で返せないなどの都合でついついやってしまう。10日を過ぎると督促のメールがくる。立川市では督促の電話をもらったことがある。不名誉であるだけでなく税金の無駄遣いを自らしている事になるわけだ。ごめんなさい。

 そこで言い訳ついでに甘えさせてもらえば、次の予約がない図書については返却を自主延長しちゃえ、という事になる。これは甘えには違いないが、この甘えを認めてくれれば、延滞の何割かは解消されるはずだ。延滞したあとに受付に返却して延長申請すると、一度書架に戻す規定になっていると断られる。やはり返却期限内に持っていって延長しなければならない。ならば読み切るまで少し延滞してしまおうと、甘えのデフレスパイラル(って何?)が起こるわけだ。

 今回の新システムの機能の目玉は借りる側と貸す側の双方にメリットを与えてくれる一石二鳥の大改革と言える。「図書館の見直し」を検討している立川市殿。民間への業務委託だけが立て直しの切り札などと見通しの悪い事を言わないで、川崎市の改革を見習ってみたらどうでしょう。がんばれ!立川図書館。あっぱれ!川崎図書館。

人気ブログランキング

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
posted by アスラン at 03:14 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

「立川市立図書館の見直し方針」について

 立川市の広報紙「たちかわ」が毎回配布される。月に2回発行されているようだ。独身の頃ならろくに読まなかっただろうが、家庭を持ち子供ができると、大きな関心を持ってひととおり内容をながめる。

 ただし関心のある話題が取り上げられていても要領を得ないことが多く、たとえば南口駅前の再開発計画にしてもなかなか全貌がつかめずにじれったかった。アレアレアなどはできあがる直前まで何が入るのかよくわからなかったのだ。できてみてパチンコや居酒屋が多数あってちょっとがっかりした記憶がある。

 今回は家族のというよりは僕個人の最重要関心事である図書館についてなので読んでみたがさっぱりわからない。ともかく、市の財政難から図書館経営が今のままでは成り立たないことはわかった。そう言えば、僕ら親子がよく利用する諏訪ノ森公園の隣にある柴崎図書館は存続の危機にある。うちの息子の通う保育園でも存続希望の署名を集めていた。正直あまり利用しないし規模もきわめて小さいので、今のままならあまり存続意義を感じないが、それでも近隣の方にはかけがえのない図書館なのだろう。

 今回の見直しの趣旨は、予算を圧縮したとしても今以上のサービス向上が図れるように図書館業務を外部(民間)委託する、というものらしい。らしいというのは具体的な改善項目がよく見えないからだ。これから説明会を数カ所で行うらしいが行けそうないので、市のホームページで「図書館見直し方針」の資料全文をざっと読んでみた。やはりよくわからない。

 わからない理由は、図書館経営の行き詰まりの打開策としてまず「業務委託」ありきだと考えているからだと思える。つまり図書館の利用者は増えてはいるが、それに対応するための人件費がさけない。たとえば、土日の利用者が圧倒的に多いが正規の職員を土日に働かせると人件費がかかりすぎる。または開館時間を今よりも延長してほしいという希望も同様に対応しきれないなどが主な理由としてあげられている。

 ということは、民間に業務委託すれば少なくとも
・人件費の削減
・開館時間の延長(より早く開館、より遅く閉館)
が実現できるらしい。らしいと書くのは、今回の見直しでは何も約束していないからだ。そしてここが重要なのだが、民間の活力を利用することで、
・今以上の新たなサービスの展開

が期待できるとしている点だ。

 ではその「新たなサービス」とは何だろう。今どき開館時間を長くしたりは当たり前だから、それよりも根本的に利便性をあげることを考えているのか。それが何より知りたいのだが、具体策は「業務委託」が通ったら検討するらしい。話の順番が逆じゃないかな。

 民間への業務委託については基本的に異論はない。今のままの制度ではどこもかしこも公共の施設が成り立たない現実は如何ともしがたい。でもだからといってサービスの質が低下するようでは市民は納得しない。民間でも経営が成り立たない図書館は閉館するのだろうか。ならば代償となる別のサービスをどう考えているのだろう。

 僕が考えるにコンビニや宅配などを窓口に利用できるサービスを検討すべきだ。郵便局やみどりの窓口などに予約の端末や返却ポストを置けないものか。いまや自宅にコンピューターがある家庭はウェブの予約システムを利用しているはずだ。こうしたユーザーには図書館は受け取り窓口に過ぎない。

 実際に手を取ってその場で読んだりする機能は場所をまとめるなり、用途別図書館にしたらどうか。中央図書館の絵本の階は広々として充実している。あれを南口側にもひとつ作ってほしい。場所は駅前が望ましい。柴崎図書館もスペースを拡張して幼児専門の閲覧図書館に変えられないか。

 開館時間の延長は要するに閲覧と貸し出し・返却を仕事前・仕事後にやりたいと言うのが大多数だろう。忙しい現代人としては、通勤・通学の動線上に受け取りと返却の機能を補完する場所があれば、何も時間を延長する必要はない。それには予約システムの充実も併せて図られるべきだろう。
・携帯からの予約
・メルマガ・ウェブによる入荷情報・人気ランキング・オススメのお知らせの充実

などはどうか。
 春先に図書館ごとに不要になった図書をリサイクル本としてただでくれるが、それぞれに行ってみないとどんな本があるかわからない。タイトルリストをサイトに掲示してくれれば、いくらでも引き取り手は現れそうだ。

 確かに民間だったらやれることは多そうだが、限られた予算内でやるには知恵が必要だ。その一端でも「見直し方針」で明らかにしてほしいのだが…。

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
人気ブログランキング
posted by アスラン at 02:45 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

リサイクル図書の魔力(図書館のすべて)

 図書館封印の決意をしたキッカケの一つに年度が変わるこの時期が関係している。

 3月になると最寄りの図書館が入っている公民館では春まつりが開催される。週末にコンサートが開かれたり、公民館を日頃利用するサークルが展示を行ったりしている。図書館もそれに合わせて〈リサイクル図書〉を入口前に陳列するのが恒例となっている。

 たぶん〈リサイクル図書〉というのは棚卸しで不要となった本をこの催しのためにとっておいたものだろう。これが僕の毎年の楽しみになっている。

 初旬の土曜日に出かけたら春祭りの賑わいとともにリサイクル図書のワゴンにも本好きが集まっている。ある老人が係の人にどういった本が出ているのかと聞いていた。聞くまでもないと思うような事を代わりに聞いてくれるのはありがたい。思わず聞き耳を立ててしまった。

 丁寧すぎるくらいの係の説明によると、

・あまり貸出しされなくなった本
・古くなって痛みが激しい本


がリサイクル図書となるようだ。分かりやすいのは、毎年必ず数冊は置かれるハヤカワミステリのクリスティ作品だろう。これは貸出し回数が今も多くてボロボロになったからだとわかるが、さらに言うと先年「クリスティ文庫」が創刊されて旧版との置き換えが進んだ事が大きい。

 昨年はそういったクリスティ作品をかきあつめていた。読破しようと意気込んでいたからだが、諸事情から最初の5冊程度で中断して一年たってしまった。今年も見かけたが拾うのはヤメにした。自宅の積ん読が多すぎる。なにより昨年・一昨年・そのまた前の年のリサイクル図書がそのまま書棚に保存されている。もちろん拾ってきたクリスティも読み切っていない。

 だったら今年こそはまったく拾わないという覚悟が出来ればいいのだが、図書館に出向くたびにワゴンをねめつけるのが習いとなってしまった。オモチャ箱のようにごちゃごちゃと宝が詰まっていそうで、その上タダでいただけるものだから、ついつい惜しくなって拾ってしまう。

 行くたびに2冊を持ち帰る。最初は土曜に行って日曜も出かけたので2週にわたって計6冊を持ち帰った。以下がこの春に拾ったリサイクル図書だ。


ウは宇宙船のウ レイ・ブラッドベリ

 昨年だったか、この短編集から映画化された。それにともない新訳か新刊が創元、早川両方から文庫で出版されたので置き換えられたのだろう。映画公開とともに借りてきたが、敢えなく<図書館に積ん読>となった。仕切りなおしだ。

フォックス家の殺人 エラリイ・クイーン

 クイーンもいまなお新しい読者を獲得して借りられているはずだ。置き換えだと思いたい。「フォックス家」は後年のライツヴィル物の中でも渋い味わいの作品で、僕の好みでは上位の作品だ。そして結末の意外さと印象深さもクイーン作品の中で上位にくるだろう。

ふらんす物語 永井荷風

 独身のころは映画館の暗闇を出て天気があまりにいいと、ブラブラとそのまま街をあてどもなく歩いた。決して名所・旧跡を歩くのではなく、不案内な街を歩いて無機質な建築物とささやかな自然がいりまじった都会を見るのが好きだった。今でもこの時期になるとそんなのんびりした気分にひたりたくなる。出かける余裕がないから、せめて荷風さんの散歩に付き合わせてもらおう。 

車椅子に乗った女 E.S.ガードナー

 ガードナーのペリー・メイスン物は代表作を何冊か読んだきりだ。高校生の頃は書店にずらっと並んでいたものだが、いまや新しい流行作家のミステリーに場所を譲っている。特徴を言えばハードボイルド風に煽情的なスキャンダルに満ちた依頼人たちの窮地を、弁護士ペリー・メイスンが後半の法廷であざやかに引っくり返すという切れ味に尽きる。読みやすいしスリリングな展開で飽きさせない。それでいて単なるハードボイルド物と違ってなしくずし的に謎が明かされるのではなく、それなりに謎解きの醍醐味も味わえる。

 難点を言えばタイトルからどれが面白いかどうかが全く判別できない。どれも似たり寄ったりの平板なタイトルだ。本作も読む価値があるかは分からない。でも久々に一冊くらい読んでもいいかなぁ。

チョールフォント荘の恐怖 F.W.クロフツ

 ディクスン・カー読破の暁にはクロフツ読破を宣言しようと思うのだがいつになるやらわからない。とりあえず〈代表作を読む〉としておこう。決意のグレードを下げてはみたものの、あまり聞いたことのないタイトルの作品を拾ってきてしまった。昨年のクリスティの二の舞だ。

伊豆の踊子 川端康成

 昨年のちょうど今頃、川端康成にハマっていた。「伊豆の踊子」も岩波文庫で読んだが、併録の作品が出版社によって違っている。今回拾ったのは新潮文庫。それもかなり古い。70年代っぽい表紙だ。ちなみに併録の作品はそれぞれ以下のとおり。

(岩波文庫版)
 十六歳の日記
 招魂祭一景
 青い海 黒い海
 春景色
 温泉宿
(新潮文庫版)
 温泉宿
 抒情歌
 禽獣

 さらにおまけ。3週目ともなるとワゴンにはめぼしい文庫や単行本はなくなり、古い雑誌や聞いたことのない児童本がほとんどだ。児童本の流行りすたりが一番はげしいのかもしれない。そんな中に河出書房から出された

ブック・ガイド・ブック・1983(河出書房)

を見つける。かなり汚いし、パラパラと見ると河出らしく結構難しいジャンルのガイドにページを多く割いている。こんな本を拾うのは僕ぐらいなものだろう。

 83年と言えばまだ大学でノンビリしていた時期だ。ニュー・アカブーム真っ只中で、浅田彰が大学助手の身のほどで、やれ構造だリゾームだとカタログ的趣味で柄谷行人や蓮實重彦の著作を含むポストモダン本の数々を紹介している。そこに使われる語彙のほとんどが今や使い捨てられたギャグのように精彩を失って、〈空虚〉という記号と化している。〈浮遊するシニフィアン〉という言葉を誰かが言っていたと思うが、今読むとまさに意味(シニフィエ)と乖離した表記(シニフィアン)だけが虚しく漂っている感じがする。
posted by アスラン at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

図書館封印!(図書館のすべて)

 四月になった。といって特に変わった事もなし。人事異動もなければ家庭での地位が向上するといった喜ばしい話も相方からは聞こえてこない。どころか後片付けがなってないの家事の手伝いが足りないのと、やんややんや言われて毎度の口げんか。抱えて食べさせていた2歳3ヶ月の子供が泣き出した。まったくもって人生”最良”の春だ。

 とはいえ、息子は保育園の2歳児に無事進級し、下級生を迎えるお兄ちゃんになった。子供の方はこれから毎年のように刺激にみちた春を迎えるわけだ。お父さんも生活に流されてばかりはいられない。上着を脱いで近くのスーパに買い出しに出かけると、思いの外身軽なのにうきうきしてしまった。ついついいい年をしてスキップなんぞをしてみる。軽い。日暮れ時に上着なしの心許なさが、また気持ちよい。

 ならば、何か気持ちを切り替える事をしてみよう。そう思いたってブログのトップページのデザインを変えてみた。よく知っている方はどこが変わったのと思われるだろうが、配置をかえただけでなく、少しスリムアップした。「映画クロニクル」も「最近読んだ本」もコンパクトにサイドに配置した。

 「読まずに返却!」をトップページから消して、<心の積ん読>同様に<図書館に積ん読>として記事に移動した。これは「最近読んだ本」の欄(右サイド)からリンクを張ったので、いつでもアクセス可能だ。今はただタイトルの羅列だが、一つ一つの紹介もしくは読みたくなった理由などを書き足していきたい。

 そもそも<図書館に積ん読>を記事に移動した理由は、図書館の利用の仕方を見直そうという、この春最大の決意の表れだ。最近ずっと日々忙しいなかを、図書館だけは依然と変わらず利用しまくっていた。というか図書館中毒(ジャンキー)と化してしまっていたので、行くとなにげなく借りてしまい、10冊、15冊は当たり前という有様だった。それにともなって読み方がすさんでくる、返却遅れが常態化する、肝心の読みたかった本がいざ手元に来ても後回しにして読み切れないなど、末期症状が出てきた。

 その一方で、<心の積ん読>は増えまくり、<図書館に積ん読>も増えまくり、現実の<積ん読本>は一向に減らない。減らないどころか着実に増えている。これではだめだ。だって「いまここにある危機」はなんといっても、居間の書棚、廊下の書棚に溢れんばかりに積み上げてある<積ん読本>なのだから。

 そして「いまここにある危機」が大げさではない証拠に、居間にある書棚の本は一冊また一冊と本のカバーがはずされては、中の本が剥きだしになっていく。さらには荒々しく表紙が折られていって、しまいには中身のページが破れんばかりによじれていく。これが我が家の怪獣の仕業である事は言うまでもないが、ゴジラの進む道を遮る事が何人たりともできないように、この所行を遮る事が僕にはできない。相方はそもそも積ん読をじゃまだと言わんばかりに怪獣の所行を見過ごしている。僕にできるのは大事な本を上の方に移動することだけだ。

 というわけで、この春から図書館を封印します。もちろんまったく借りないというわけにはいかないので、二つの図書館の利用では最大1冊ずつ借りるにとどめて、自宅にある本からどんどん読んでいく事にします。ということは、これまで乱読だった読書も、もうちょっと秩序だった読み方に改まっていくはず。乱読は面白いが地に足がつかない感じが、今の多忙な状況には合っていない。

 もう一つだけ抜け道を用意する。おさえておかないとすぐに待ち行列が出来てしまう人気本などについては予約はOK。ただしあんまりすぐに借りられる本は何冊も同時に予約しない。そんなことしたらたちまちまた図書館本に追われる生活に逆戻りだ。

 さて、そうと決まったら、<自宅に積ん読>本のリストを作らねば。なんかワクワクするな。どんな本が出てくることやら。だって先日「怪盗紳士リュパン」を借りて訳が古くさいのでハヤカワ文庫の「怪盗紳士ルパン」を借りて読んでいたら、<自宅に積ん読>本の山に新品の「ルパン」を発見。そうだった。ルパンシリーズを読もうと買っておいたんだっけ。やれやれ。
posted by アスラン at 12:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月08日

亀がハリーに追いついた日(図書館のすべて)

 ハリー・ポッター最新刊「ハリー・ポッターと謎のプリンス(上・下)」を二つの図書館で借りるまでの狂想曲を以前このブログで書いた。発売日当日(5/17)に川崎市の図書館で貸し出し体勢になるから、朝一番にウェブから予約するつもりが発売日を失念していたという話だ。会社近くの書店の張り紙をみて気づいてあわてて予約したが、結局350人待ちだった。

 一方、新刊への反応がそれほど速くない立川市の図書館では、さすがにハリー・ポッターに関しては無関心ではいられず、発売日前の5/13から先行予約を開始していた。ただしウェブ予約は認めず窓口予約のみという共稼ぎ夫婦にはまことに冷たい仕打ちのせいで、予約は発売日を一週間ほどすぎた5/21になってやっとできた。その時点で232人待ち。

 正直半年待ちを覚悟したのだが、その後6/17の時点で予約待ち状況を確認したところ、意外とハリーの逃げ足が速くないと気づく。いかな我が鈍亀でも半年待たずに「謎のプリンス」に対面できると分かった。そして川崎より立川の方が早く借りられる事も予想できた。そのXデーも当時の貸し出し件数(蔵書点数)から割り出して、9月1日と予測した。

 そしてその日はやってきた。9/14に立川図書館からまず上巻の受取待ちのメールが届いた。やはり立川の方が早く借りられた。予想より2週間ほど遅くなったのは返却日に返さない人による誤差だが、それにしてはずれが少ない。夏休みがまるまる挟まったので小学生から高校生まで読む暇が十分にあったということか。それともいつもの事だがあっという間に読める本だから、返却日を待たずに返却する人も結構多いのかもしれない。

 そして川崎の方は、同じくXデーを計算したところ10/6だと予測できたのだが、実際には9/29だった。あれ?川崎は前倒しになっている。何故?そうか、貸し出す本の冊数を増やしたんだ、きっと。で、調べてみると10/7現在の「謎のプリンス(上巻)」の貸し出し点数は、

    6/1  10/7
----------------------
 川崎 35   39
 立川 37   39

となり、川崎が4冊増、立川は2冊増で同じ冊数になっている。要するにどちらも微増。強いて言えば川崎の方が増加率が高いので、これがXデーが早まった結果と言えなくもない。

 でも元々の予想では41日の大差で立川の圧勝だったはずが、21日まで川崎が追い込んだ。この原因は冊数の増加だけではないだろう。ここからは推測だ。(というより最初から最後まで推測なんだけどね。)

 川崎と立川では借りる人の構成が違う。川崎ではきっと本の達人が多い。いや速読の達人が多いと言うべきか。速読の達人というと嘘くさいからこう言い直そう。忙しいサラリーマンが多い。サラリーマンは時間に追われているので、読むペースが速い。ビジネス本や日経新聞や会社の資料を読む合間に、どんぶり書き込みながら斜め読みしている。その結果が追い込みにつながった。いやあ、惜しいところでした。って、本当か?

 立川は川崎と比較してものんびりしている。住まいもこせこせしてないところが結構ある。東京だなんて言ったって、所詮23区内とは話が違う。一言で言えば田舎だ。地方都市だ。江戸もご府内でなくてはね。なんて話があるかどうかわからんが、とにかくのんびり味わって読もうという専業主婦や自営業のみなさんが借りている。いや時間が割とある大学生や専門学校の生徒が借りている。いやいや、やはり子供達が借りては一度読み、二度読み、三度読みしている。だから貸出日まで絶対返さない。って、嘘でしょ?

 実のところ、よく分からない。統計的に言えば誤差なのかもしれない。でもあえて何かこの「亀とハリーの競争」に決着をつけるとすれば、これしかない。理由は二つ。どちらも予約待ち行列に帰着する。

 一つは待ち行列の長さ。10/7現在、立川は186人、川崎は1165人である。川崎は6倍以上の行列の長さ。いい加減待ちくたびれるんじゃないでしょうか。もちろん僕が予約した5/17時点のそれぞれの予約待ち数は、立川232人、川崎350人だから、1.5倍に過ぎない。それほどの違いはなかったはずだとも言える。ただ実数にして100人以上の違いは、待つ身の心理にどう影響を与えただろうか。待ちきれない人もいたんじゃないだろうか。

 もう一つはこちらの方が大きいと思うのだが、予約待ち数の現況がウェブから見られるか見られないかである。以前紹介したとおり立川ではウェブから貸し出し状況を確認する画面で、予約した本の予約順位が表示される。要するに指折り数えて待つことができるのだが、川崎の方は表示されない。確かめるには窓口に行ってカードを出して業務用端末から調べてもらうしかない。いちいち確かめるのはわずらわしいのでつい放っておく事になる。

 となると、川崎の方が指折り数えて待つことはできず、一体いつになったら借りられるのだろうと焦れる人が多いことは簡単に予想できる。その場合の精神安定剤は「謎のプリンス」上下巻を購入してしまう事だ。つまり予約待ち状況が見えない事で、川崎の方が予約待ち行列から脱落していく人が多かったというのが僕の推理だ。結果的に川崎では予想したよりも受取日が早まったわけだ。

 まあ僕のへぼ推理はともかくとして、立川に引き続く川崎で借りられた事は僕にとってよかった。本当は立川で借りられた直後に川崎の予約の方はキャンセルしようと思ったが、面倒でそのままにしておいた。ところがちょうど立川の方の返却日の前に川崎の方で同じ上下巻が借りられる事がわかったので、他の本を優先して読んだりしたり、日頃あわただしい読書計画に余裕ができた。芭蕉「おくのほそ道」や佐藤正午「小説の読み書き」などはずいぶん前に購入したいずれも積ん読本だったが無事読了することができた。

 ひとつだけ最後に川崎の図書館に苦言を呈したいのだが、毎回毎回ハリー・ポッターの小説の付録についてくる「ふくろう通信」の冊子が何故か本体に付けられていない。立川図書館では巻末の扉の内側に貼り付けてあるのに川崎の蔵書には見あたらない。あると思ってないので、記憶力に乏しい僕には以前の巻までに登場したらしい登場人物が本文でなんの説明もなく突然出てくると、一体誰だったろうととまどう事が多いのだ。巻を重ねるごとにそういった人物は増えているのだが、残念ながら第1巻から第5巻まで手元にない以上僕には確かめて読み進める事ができない。そういった読者への配慮から用意されている小冊子のはずだ。ぜひ川崎も貼付してほしい。

参考
 寝過ごした亀はハリーに絶対追いつけない(図書館のすべて)

 亀はハリーにいつ追いつく?(図書館のすべて)

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
人気ブログランキング
posted by アスラン at 05:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月18日

亀はハリーにいつ追いつく?(図書館のすべて)

 ハリー・ポッター最新刊の図書館予約待ち状況の続報です。

 先月の発売開始日当日、僕は前々から図書館で速攻予約を決め込んでいたにもかかわらず発売日を失念していた。結局気づいたのは会社最寄りの駅前書店の張り紙を見かけた時だ。あわてて携帯から川崎図書館の予約システムにアクセスして予約をしたが出足の遅れはハリポタの場合は決定的だ。その後に立川図書館でも予約をしたが、こちらも直接窓口でのみ受付というやり方ですでに1週間は出遅れている。というような記事を5/22に書いた。

 さてとうてい追いつきそうにないハリーの逃げ足を鈍亀が追いかける。最低半年は覚悟かなどと思ってはみたものの意外とハリーの逃げ足が速くなさそうだという気配が感じられる。それでは今現在どうなっているのか。もちろん最大の関心事は、鈍亀こと僕は、いったいいつ「ハリー・ポッターと謎のプリンス」とご対面できるのかという事だ。


[ハリポタ最新刊予約待ち状況]

 図書館 貸出件数  5/22    6/17
--------------------------------------------
 川崎   35    350(885)  283(1125)
 立川   37    232(232)  172( 294)


 括弧内の数字は予約待ち行列の最後尾の人数だ。川崎は立川と較べて利用者がかなり多い。6/17現在で約4倍弱もある。それに較べると立川は5/22から一ヶ月程度(正確には26日間)経っているのに微増という感じだ。

 なにより貸出件数(本の数の事)がほぼ川崎と立川は同じで、やや立川の方が多いのは恐れ入る。つまり現在、一冊あたりの待ち人数は

[一冊あたりの待ち人数]

 川崎 32.1人待ち
 立川  4.6人待ち

という感じだ。26日間の間に僕の予約待ち状況は川崎では67人減、立川では60人減だ。川崎の方が待ち行列に恐れをなして借りた人はきちっと返却日までに返却してるって事だろうか?もしかしたら立川の方は行列の伸びが少ないので、借りた人はちょっと返却日過ぎても甘えて返してないのかもしれない。

 さてこの状況を見ると、立川図書館で先に借りられる事になるのはまちがいなさそうだ。ところでそのXデーはいつだろう?

 60人減らすのに26日かかったのだから232人減らすには何日かかるか?要するに60:26 = 232:Xの比を計算すればよい。X = 232*26/60 = 100.5日(約3.24ヶ月)となる。これは起算日が5/22だから、Xデーはというと…。

 9月1日だ!

 夏休みが終わった頃。いやそうか!夏休みだ。ハリポタの読者である小中学生は夏休み中に読むことになる。熱中して一気に数日で読破する子供たちが続出するかもしれない。そしたら返却が早まってXデーが加速するかもしれないぞ〜。がんばれ、子供たちぃぃ。

参考
 寝過ごした亀はハリーに絶対追いつけない(図書館のすべて)

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
人気ブログランキング
posted by アスラン at 14:08 | Comment(2) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月22日

寝過ごした亀はハリーに絶対追いつけない(図書館のすべて)

 イソップの「うさぎとかめ」では寝過ごしたうさぎに対して休まずにのろい歩みを続けた亀がレースに勝利する(はて?何のレースだったっけ)。怠惰と勤勉愚直と俊敏のモチーフを入れ替えて、亀が寝過ごしてうさぎが休まずにピョンピョン飛び続けたら当然勝つのはうさぎだ。今も昔も怠惰でのろまなら人生に勝機はない

 では休まないうさぎと寝過ごすハリーでは勝機はどちらに?これも分かりきった事。いかな俊敏なうさぎとてクィディッチ用の最新型箒ファイアボルトを乗りこなすハリー・ポッターの敵ではない。つまり教訓は何かと言えば、ハリーに遅れをとらないためには寝過ごさず俊敏であるだけではダメという事だ。フライング覚悟で一歩でも人より先んじる事が重要なのだ。

 なのにだ。ハリー・ポッター最新刊「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を自腹で買いもせず図書館の予約待ちで捕まえようとしている鈍亀が寝過ごしていたら世話はない。いや、早い話わたくし発売日を忘れておりました。汗、汗。

 気づいたのが会社の最寄り駅に到着して駅前の書店の張り紙を見かけたときだ。9:30は回っている。ヤバイ!発売日(5/17)は今日だったのかぁと思ってあわてて手元の携帯から川崎市立図書館の蔵書検索をしてみれば、案の定予約できるようになっている。数日前は検索にひっかからなかったから、やはり川崎の図書館は発売日当日から予約可というのを律儀に守っているようだ。

 律儀にというのは、前回の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のときも発売日当日から予約可だったからだ。ただし前日は予約できなかったのかどうかは定かではない。今回もそうだ。もし前日からだったとしたらかなり問題だが果たしてどうだろう。とにかく携帯からは予約待ち人数は確認できない。会社に付いたらさっそく予約待ち状況(最後尾の番号)を確認するとしよう。

 ところがPCから確認するとまだ「整理中」の文字が踊るだけで何も語ってくれない。まあ、もし予約待ち人数が表示されたとして、川崎のシステムは予約待ちの最後尾番号しか表示してくれない。僕が予約した段階の番号は分からないのだ。仕方がない。実際の僕の予約待ち状況は明日図書館に立ち寄って窓口で聞いてみよう。

 とりあえず立川図書館の方を検索してみる。これも案の定だが「謎のプリンス」は蔵書検索できない。立川では5/13(土)から先行予約する旨、チラシが図書館に用意されていた。ただしウェブ予約は当分なし。「直接窓口にお越し下さい。」との事。そんな殺生な〜。で、すでに数日たって予約待ちは漸増していることだろうが、13日を忘れていたから次の週末を待つしかない。

 翌日、川崎図書館に立ち寄り窓口で確認したところ上巻350番だった。うわー、やっぱり先行予約があったのだろうか。蔵書点数はいまのところ25冊。単純に割って14人待ち。×2週間で28週間で、見事最速で6.5ヶ月待ちだ。悲しいなぁ。

 しかし確か前作「不死鳥の騎士団」もたまたま発売日当日に色気を出して検索してみたら予約できたので喜んでいたのだ。しかも2004年9月発売開始で上下読了が12/10となっている。3ヶ月足らずで借りられているのに、この差はなんだろう。点数が少ないのかなぁ。今現在の「不死鳥の騎士団」の点数は77冊。2004年当時はもっと多かったような気もする。今回の最新刊は現在25冊。これはまたけちったものだ。しかも今日(5/22現在)で最後尾は885人。早く蔵書点数の追加投入を乞う!

 一方、立川の方だが、昨日(5/21)に最寄りの図書館に行って予約してきました。もう結構な数いってますからお待たせいたしますよと言わずもがなの言葉を窓口のおじさんから掛けられる。それでも結構なんですよ。予約しとかないと。

 その後自宅PCから予約状況を確認する。立川の方は、自分の予約待ち状況がわかる。上巻232人、下巻229人だ。しかし蔵書点数が問題なのだが、まだ肝心の蔵書検索の方には現れていない。まだ貸出体勢になっていない。しかし、なんとなくだが川崎よりも早く借りられそうだ。できれば50冊ぐらい買ってください、立川図書館殿!

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
人気ブログランキング
posted by アスラン at 13:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

図書館でどこまで買ってくれる?(図書館のすべて)

 図書館で借りられない本がある。まあ借りられないと言っても週間マンガ誌がないポルノがないみたいな、特別な理由がありそうな図書のことではなくて、普通にあってもよさそうなのに蔵書にない本に時々出くわすということだ。

 最初に気づいたのは「電車男」のときだ。ネットでは話題になっていたがようやく書籍になりブームが拡大しつつあった頃。ブームに乗りたくないアマノジャク人間ゆえに無視していた。

 ところが「電車男」のひとつの特徴が見事なアスキーアートにあることを知り、さらに書籍化にあたってはPCのモニターで見えるのと同じになるように工夫したという出版の裏話を聞いて俄然読みたくなった。長い予約待ちの末に読み終えたが、そのころには関連本が書店にいくつか並んでいて僕の関心を惹いていた。

 封印された『電車男』 安藤健二

はその中の一冊。「電車男は何者か?」とか「電車男ブームは何故起きたか?」みたいなゴシップ本・分析本のたぐいは読む気にはならない。ただスレッドと呼ばれる掲示板のひとつで何気なく始まった「毒男(独身男)が毒づく」スレッドが例の感動的な電車男の999番で終了したのを書籍で追体験した後に、改めて飛び飛びになっているそれぞれのメッセージの間にあったものはなんだったのか、どういう風にスレッドは編集されて感動的な「電車男」ができあがったのかが知りたくなった。

 先に挙げた本(新書)の帯には、93%近くが削除されて「電車男」は成り立っている事や、削除された部分に興味深いエピソードや人物が隠されている事が暗示されていた。そして当然ながら表題にあるように「封印」された事で何が生まれ何が失われたかという僕の最大の関心にもある程度応えているように思われた。

 ところが肝心の書籍は立川市の図書館にも川崎市の図書館にもないのだ。どうしてだろう。それなりにニーズはあったように思うのだが。ちなみにどちらの図書館でも「電車男」の関連本は

 「電車男」は誰なのか 鈴木敦史

の一冊だけである。

 その後たびたび蔵書になっていないか確認しているが今のところ購入された気配はない。たぶん今後もないだろう。特に新書みたいなものは鮮度があるため遡って購入するという事はあまりないに違いない。

 ところで僕はこれまで二つの図書館をフル活用しているみたいな話をこのブログで紹介してきたが、実は図書リクエストをしたことがない。もちろん他の館にある図書を取り寄せてもらうのも図書リクエストだが、いまやウェブ予約は当たり前のご時世だからわざわざ紙に書いて出す事自体めんどうくさい。

 しかし購入依頼をするとなれば話は別だ。その場合でも図書リクエストは紙で出さなければならない。しかしそうまでして読みたい本なのか、いやいやその前に読みたい本は山積みだろうと思うだけで、なかなかリクエストを書いて出す気にならなかったのだ。

 しかしそう悠長な事を言ってられない事態になった。

 月の記憶 アポロ宇宙飛行士たちの「その後」 アンドリュー・スミス

という文庫上下巻が今年になって書店に並んだ。昨年「アポロとソユーズ」を読んでいるし、初期の米国とソビエトの宇宙技術開発競争には非常に関心があるので、この本もすかさず予約しようと思ったらないのだ。数ヶ月待ったが結局現在まで蔵書になっていない。こちらは新書ではないが、ヴィレッジ・ブックスという性質上やはり読み捨てにされる可能性が高い。この機会を逃すと永遠に読めないかもしれないと、ついにリクエスト用紙を書いて出した。

 それが2週間前。ある日立川図書館の予約状況を確認したら見慣れぬ予約待ちが2件増えてる。あっと思ったら、「月の記憶」上下巻だった。待ち人数どちらも1人。やったぁと、書籍の検索をして状況を見ようとしたら蔵書検索ではまだ検索できない。つまりは購入が決定したというお知らせみたいなもののようだ。

 今から楽しみだが、こんなに簡単に購入が決まっていいのかしら。そういえば新年度早々のリクエストだったからリクエスト分の予算がまだあまっているということかもしれない。ならば、ならば…。

 僕の心の積ん読リストには、図書館にない本が他にもある。順にリクエストしてみようかな。

 立川図書館殿、どこまで買ってくれますか?

 近代 日本語の思想―翻訳文体成立事情 柳父章

「翻訳語成立事情 」を読んだのはもう15年くらい前だったか。翻訳文体について著者が論を進めたとは知らなかった。それ以前に何故こんなアカデミックな本が二つの図書館で購入されてないのか理解に苦しむ。

 まだある 大空ポケット文庫

 昭和30〜40年代に発売されたものがいまだに姿を変えずに売られている。そんなものを集めている。「カール」「ココナツサブレ」など懐かしいラインナップ。ぜひ読みたい。

偶然のラビリンス デイヴィッド・アンブローズ

 これはトンデモ本だと一部で言われているようだが、ミステリー好きとしては、いやミーハー的な興味からぜひ読んでみたい。

 製本探索 大貫伸樹

 栃木久美子さんの諸作と同様、製本に関する興味からぜひ読みたいのだが、特殊な装丁なので図書館側が買いしぶったのかな?

 これでわかった「現代思想・哲学」大全 鷲田小彌太

 書店で見たときは読んでみようと思ったんだけど、ないならないでなんとでもなる内容ではあるかな。
 
 犯人は誰だ?名探偵推理クイズ

 図書館にないと思ったら川崎図書館で発見。さらに改訂前の1999年版を立川図書館で発見。なんだ、ずいぶん前の本だったのか。書店で見かけてついミーハー心がくすぐられてしまった!さっそく予約したので購入リクエストから取り消し。

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
人気ブログランキング
posted by アスラン at 01:30 | Comment(0) | TrackBack(1) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月03日

雑誌の貸出に川崎図書館の底力を見た!(図書館のすべて)

 先日読んだジェフリー・ディーヴァーの「獣たちの庭園」で、主人公の殺し屋がドイツに潜入した際にゲシュタポらに職務質問された際のお札がわりにヒトラーが出版したばかりの「わが闘争」を渡される。主人公が「どんな内容だ?」と問いただすとねつ造ばかりで戯れ言が書き連ねていると言われて、読む気が失せるシーンがある。

 そう言えば「わが闘争」は読んだことがなかった。中学の頃には町の小さな本屋にさえ「わが闘争」(角川文庫だろう)が置かれていて、何度となく手にとった記憶がある。それでいて読まなかったのは分量の多さもさることながら、狂気に満ちた政治を行い第二次世界大戦を引き起こした人物が書いた物を読むことに、素直に嫌悪感があったのだと思う。

 読書ジャンキーは手当たり次第に読みたい本をかき集めてしまうのが特徴だ。読めもしないのに借りる置く場所もないのに買う、買うと安心してすぐ読まない、などなど。こうして蔵書が増えていく。

 読書パラノイアはある種の本を読み継いだり、ある作家の本をとことん読んだりと、自分で決めたテーマにこだわる。偏執的にまとめ読みをするのだ。するとおのずとテーマに関する蔵書が増えていく。漱石本、ディクスン・カー本はこれで増えていった。

 最後に読書スキゾはテーマにあきて違う本が読みたくなる。特に人がいいとオススメをしたりすると、読む本があるというのにどんどん借りてきて先に読んでしまう。テーマが中断する。いや新たなテーマをたてて前のテーマが置き去りになる。こうしてディクスン・カーはあと長編5,6冊と短編数冊を残すのみなのに、何故かテーマがクリスティーやクイーンや007になってしまう。つまりこれをミーハーと世間では呼ぶ

 ディーヴァーを読んで「わが闘争」を借りてしまう自分は自他ともに認めるミーハーだろう。では笠井潔の「探偵小説と二〇世紀精神」を読んだら何を借りるのだろう。当然ながら、法月綸太郎の「初期クイーン論」だ。ここにエラリー・クイーンの「読者への挑戦」と「ゲーデル的問題」との端緒がある。

 ところが調べてみると「初期クイーン論」は本になってない。雑誌「現代思想」に掲載された小文のようだ。しかも1995年2月号というから、もう十年以上経っているのだ。おのれの不見識を恥じるべきか、恥じる暇があったら借りるべきか。もちろん後者だろう。

 これまたミーハー心で芥川賞受賞したての絲山秋子「沖で待つ」を読もうとして当時未刊であったので、初出の雑誌「群像」を借りて読んだ。今回も雑誌を借りて読もうと、さっそくいつもの図書館の蔵書検索に走る。

 立川でも川崎でも借りられればどちらでもいい。十年も前の雑誌だから予約待ちする事もないだろう。しかし立川図書館の予約が便利になったことでもあるし、まずは立川で検索。ところが…。

 なんと立川では「現代思想」は2004年1月号までのバックナンバーしか検索できない。それより前の雑誌はもはや所有していないのだろうか。がっかりしつつ川崎図書館で同じ検索をやってみると、なんとなんと1985年まで遡ってバックナンバーが蔵書となっている。しかもすべてウェブから予約可能。

 そうかぁ、立川のシステムは川崎を抜いたと思ったけれど、まだまだ負けてるな。川崎図書館殿、お見それいたしました!

↓クリックの応援よろしく!
banner_04.gif
人気ブログランキング
posted by アスラン at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 図書館のすべて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。