2005年11月09日

1998年8月13日(木) 「仮面の男」「リーサル・ウェポン4」「ホームアローン3」

 今日からお盆休み。シャンテ・シネで「仮面の男」(no.123)を観る。

 フランスの文豪アレクサンドル・デュマの歴史小説で、あの「三銃士」の続編の1エピソードにあたる。

 なにしろ「三銃士」物だけで何十冊という続編をもつ大作で、このエピソードではすでに三銃士は年老いて銃士を引退し、年若いダルタニアンだけが現国王に仕え親衛隊長となっている。

 ディカプリオが冷酷な国王とバスティーユ監獄に幽閉された仮面の男の二役というのがこの映画の売りだが、なにより三銃士とダルタニアンを演ずる四人の演技派俳優の豪華さ(ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコビッチ、ジェラルド・ドパルデュー、ガブリエル・バーン)に驚かされる。

 このオールスターキャストの時代劇は、彼らの個性的な演技のぶつかり合いを観ているだけでも楽しい。しかもこの偉大なおじさんたちが「我ら銃士、結束は固い」なんて言いながら顔を見合わすなんて思わず笑みが浮かぼうというものだ。

 丸の内ピカデリー1で「リーサル・ウェポン4」(no.122)を観る。

 アクションものだが、ハラハラドキドキというより馬鹿々々しいほどの笑いをうまく織り込んでいて、楽しい演出にそつがない。しかも4作も続くシリーズとあって主人公を囲む一種のファミリーが出来上がっていて、レネ・ルッソやジョー・ペシなどが絶妙なあたたかみを出している。

 日本の「寅さん」もののような感じがする。これってハリウッドのアクション映画では珍しいことだ。手慣れた演出とストーリー展開で、安心して観られる映画だ。それにダニー・グローバーは僕の好きな役者だしね。

 マリオンの9Fにある丸の内ピカデリー1から出てきて、同じフロアの向かいにある日劇プラザへと映画のハシゴ。

 「ホームアローン3」(no.121)を観る。

 実は1作目、2作目は観た事がない。テレビでも観ていない。あまりに有名になったマコーレ・カルキン君の演ずる映画の予告や1シーンは何度も観た気になっていたので、子供向けの映画だなと高をくくっていた。確かにそうに違いないんだけれど、予想以上に面白い

 大抵の子供向け映画では人物造形があまりにも典型的だ。この映画でも例外ではなく両親はとても優しいし、兄弟はイジワルで無理解だし、他の大人たちは全く子供の言う事を聞いてくれない。よくあるパターンだ。とても見られたものじゃない。

 だが、こと主人公の少年の機知に富んだ悪者撃退法を見せつけられる段になると思わずうならずにはいられない。いやぁよく考えてあるなぁと。

 ビデオカメラを載せたラジコン・カーを雪の庭や道路、そして悪者が忍び込んだ隣家を走らせる時の楽しさ。悪者の一人に追いかけられ、途中で電波が届く範囲を出て止まってしまった時は思わずドキドキしてしまった。まさに絶妙な演出にハマってしまったわけだ。
(ブログ「大いなる遡行」2005/10/09記事より転載)

posted by アスラン at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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