2005年11月09日

1998年8月14日(金) 「フレンチドレッシング」「チェイシング・エイミー」

 ちょっと寝坊したので渋谷で「ヴィゴ」は間に合わない。予定を変更してユーロスペースで「フレンチドレッシング」(no.125)を観る。

 主役のいじめられ通しの高校生は「ポパイ」などのモデルで有名な(らしい)櫻田宗久。ワンピースが似合ってしまうスレンダーな美少年だ。

 彼を学校の屋上でレイプ(というのかなこれも?)してしまう危ない教師に阿部寛。そして二人の関係に引きつけられ仲間入りする少女マリィに唯野未歩子。こちらはボーイッシュで中性的な感じ。

 彼ら3人が阿部の家で奇妙な同居生活を続ける。たぶんそれぞれの実生活の空しさ・心の空虚さを埋め合わせるように、彼らは架空の家族を作り上げる。それがドロドロとせずにどこか軽さと明るさを漂わせているのは、永遠には続かない「ごっこ」でしかないと分かっているからかもしれない。

 だからこそ現代人とりわけ若者の今を捉えているようである種のリアルさが感じられる。

カチンコ
 やまだないと原作だったんだね。当時は、やまだないとは僕の視野に入ってなかった。
 それと唯野未歩子。最近は監督業まで手を染めるという異才の持ち主。あの「ネイチャーメイド」のCMでクドカンと絶妙の味わいを出してる女優だと、これも今回トラックバック記事を探してググってみて初めて知りました。

 シネ・アミューズで「チェイシング・エイミー」(no.124)を観る。

 漫画家の男性コンビの一人ホールデンは、マンハッタンのコミック・フェアで女性漫画家アリッサを紹介され一目ぼれをする。しかし彼女はレズだと知って大ショック。それでも友達付き合いを始めたが、どうしても我慢出来ず愛を告白する。

 ところが逆にアリッサから「私がレズと知ってて告白するのはずるい」となじられる。それでもどこかで惹かれあって二人は愛し合う。ところが今度はコンビの片割れバンキーが大ショック。彼はどうやら自分では認めたくないがホールデンを愛していたのだ。

 こんなホモやレズの同性愛オンパレードの小粋で楽しくて、そしてせつないラブ・ストーリーだ。

 ホールデンを演じるのが、「グッドウィル・ハンティング旅立ち」の脚本をマット・デイモンとともに書いたベン・アフレックだ。とても愛嬌のある顔立ちだ。マット・デイモンもチョイ役で出てくる。非常に楽しい映画だ。

カチンコ
 この頃、ベン・アフレックとマット・デイモンは共に売り出し中。いろいろとインディーズっぽい映画につるんで出てくる事が多かった。アフレックが「とても愛嬌がある」なんて、その後様々な女優人と浮き名を流す事になるわけだからシャレにならないが、このときはアフレックもデイモンも若々しくともに好青年そのものだった。
(ブログ「大いなる遡行」2005/10/07記事より転載)

posted by アスラン at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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