2005年11月01日

1998年8月16日(日) 「キリコの風景」

 シネマスクエアとうきゅうで「キリコの風景」(no.126)を観る。

 脚本が森田芳光。監督の明石知幸は「キッチン」など数多くの森田作品の助監督を努めた人だそうだ。

 そのせいかまるで森田自身が撮ったかのような作品に思える。しかも「メイン・テーマ」や「の・ようなもの」などを撮っていた初期の森田監督を思わせるような静かな緊張感とエネルギーが画面から感じられる。それでいて絶妙な間を活かした登場人物どうしの会話が、そこはかとない笑いをさそう。

 杉本哲太、利重剛、勝村政信という取合わせもなかなかいい。元TMNの木根尚登が音楽を担当し、そのうえ出演までしている。今年の夏休み締めくくりの映画としては上出来の1本。しかし「愚か者・傷だらけの天使」といい「SF」といい、日本映画の健闘がひかる夏だった
(「大いなる遡行」2005/10/05記事より転載)
posted by アスラン at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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