2005年10月19日

2005年9月アクセス解析

 まずい、まずい。また恒例のアクセス解析をアップするのが遅れてしまった。また先月みたいに月末にやることにならないように書いてしまおう。

 ただいくつか8月アクセス解析と重複してる部分もあるので、詳しくはそちらの記事を見てもらう方がいいだろう。

1. 「読書感想文」で検索しないで
2. 読書感想文「夏目漱石 こころ」
3. ジョゼと虎と魚たち 田辺聖子
4. 「鉄塔武蔵野線」あるいはもうひとつの「電車男」
5. 失踪日記 吾妻ひでお
6. 天国にいちばん近い 地球の先っぽにある土人島での物語 森村桂
7. 赤塚不二夫のことを書いたのだ!! 武居俊樹
8. 「がんばっていきまっしょい」あるいはなっちゃんの「坊ちゃん」
9. 祝・TVドラマ「エラリー・クイーン」放映決定!
10. アポロとソユーズ 米ソ宇宙飛行士が明かした開発レースの真実 デイヴィッド・スコット+アレクセイ・レオーノフ
11. 1998年9月23日(水) 「スワロウテイル」
12. 通勤電車で座る技術! 万大
13. 1998年9月12日(土) 「スライディング・ドア」「ライブ・フレッシュ」
14. 1998年9月15日(火) 「CUBE」
15. 塗仏の宴 宴の支度 京極夏彦
16. 1998年11月18日(水) 「マイ・フレンド・メモリー」

 1と2は夏休みの余波が消えなかったせいだろう。もしかしたら読書感想文を提出するタイミングが9月頭ではなくて少し余裕があるのかもしれない。そのせいで9月中は読書感想文ネタが上位を独占した

 ところで2の関連で、「こころ」のKの死については今ならどう考えるかと読書仲間からメールで聞かれた。そこではたと考えたのだが、そもそも高校の時書いた読書感想文が、今僕が書いている書評と決定的に違うのは、書かれている事を小説の中の事ではなくて事実として受け止めながら書いているという事だ。いかにも高校生が書く感想文らしい。いや高校生にしては純朴すぎるかもしれない。

 とにかくKにしても先生にしても死を軽んじていると至極モラリストぶって書いてはいるのだが、著者が何故こんな人物たちの物語を書いているのかにはまったく言及していない。していないのではなく考えもしなかったというのが正解だ。つまり著者が言いたいことを人物に仮託する、もしくは物語に象徴させるという事があり得る事に気づいていなかったのだ。

 だとすると、Kが何故死んだのか、何故死なねばならなかったのか、という事をこの小説空間に沿ってまじめに考えるのは意味がないとまではいわないが、的はずれなような気がする。それより何故漱石はKを死なせなければならなかったのかを問う方が重要なのではないか。そんな具体的な言葉を思いついていたわけではなく、漠然と「こころ」の登場人物たちの人工的な匂いが前から鼻についていたらしい。その理由を腑に落ちるようにしてくれたのが、高橋源一郎の「日本文学盛衰史」だったのを思い出した。前に感想を書いたのだが、その際に大切なことを忘れていた。この本では、Kの死の意味を、そしてKとイニシャルで呼ばれる事に隠された驚くべき意味を説き明かしている。それについてはいずれ紹介してみたい。

 「ジョゼ虎」が根強い人気で3位に躍進した。僕の書評文がいいのではなくて映画人気、妻夫木人気、そして田辺聖子人気と言ったところだろうか。田辺聖子の文章は本当に見事だ。田辺の人間を見る暖かさもしたたかさもすばらしい。そろそろまた次の作品を読みたいところだ。

 4の「鉄塔武蔵野線」は夏のオススメの映画なので毎年夏になったら紹介キャンペーンをしたい。なにしろ原作は、単行本ばかりか新潮文庫の方も入手不可だそうなので、せめて映画だけはビデオでもいいから見られる環境にあって欲しい。ちなみに僕は映画を観て文庫を買って読んだのだが、映画と原作ではラストが違う。その事を記事にも書いたが、実は単行本と文庫とでもラストが違うらしい。では単行本も読まねばなるまい。どう違うのかはまた読み終わった時に記事に書くとしよう。

 5の「失踪日記」は、壮絶な漫画家人生を過ごしながら今なおこちら側に戻ってきた吾妻ひでおの作品。7で書かれているのは、同じく壮絶な漫画家人生をやり遂げて今なおあちら側には行かずこちらに戻ろうと虎視眈々と時期をねらっている(はずの)赤塚不二夫その人だ。どちらもスゴイ人生だ

 6の著者・森村桂は自殺だったと聞く。鬱病だったとも聞く。中学・高校の頃はどんな小さな書店でも必ず、爽やかさと明るさとどこか純粋な雰囲気を漂わせた著者の文庫が何冊かは置いてあった。どこか乙女チックな匂いのする作品を僕は恥ずかしくて読むことはなかった。その時からの印象と自殺はどうしても結びつかない。時というのは無情なものだ。

 8の「がんばっていきまっしょい」については映画評も書評も書いたからもう付け加える事はない。一言だけ。映画をみなさんぜひみてください。

 CSのミステリー・チャンネルでは「エラリー・クイーン」が始まって着々と回を重ねているらしい。録画をお願いした友人の友人からちゃんととれてますの報告は、友人を介して伝わってきている。楽しみだ。ところでellery queen fan clubというエラリアナたちのファンクラブの掲示板を時々覗いているが、今回のドラマについても報告があった。このドラマの宣伝を兼ねた特集番組が最初に放映されたのだが、どうもマンフレッド・B・リーとフレデリック・ダネイ(クイーンは二人の共同執筆のペンネーム)の肖像と字幕スーパーが逆になっていたらしい。ちょっと唖然とさせられる話だ。

 10の「アポロとソユーズ」。先月はアメリカが月面に再び降り立つ計画を発表したと書いたが、つい昨日だったか中国も月面着陸を目指すとニュースになった。今度はアメリカと中国とが月面着陸を争う事になるのだろうか

 12の「通勤電車で座る技術」。内容に不満が多かったからか、いまだに南武線ライフにうまく応用できてはいない。もうちょっとなんとかしたいなぁ。

 15の「塗仏の宴 宴の支度」。そういえば京極作品からちょっと遠ざかっている。長編の未読があと残り1作というところで封印してしまったからだ。最近は分冊版が出版されているが、やはり箱本の方が楽しい。読書の秋、冬の夜長。箱本が似合うではないか。そろりそろりと、また「うぶめ」から読み直してみようか。

 映画については特に言及しない。強いて言えば「マイ・フレンド・メモリー」がもう一度見てみたいかな。題名で、なんだ例のお涙ちょうだい物でしょと誤解しないでほしい。凄く抑制されて描かれているし、円卓の騎士の寓話を主人公二人の少年の友情に持ち込んでいるところといい、とても見事な作品なのだ。

 

 
posted by アスラン at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | アクセス解析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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