2005年08月25日

1998年10月4日(日) 「ラスト・ウェディング」

 シネスイッチ銀座で「ラスト・ウェディング」(no.144)を観る。

 実話に基づいてつくられたと冒頭に字幕で説明されるように、中年のカップルが女性の病を乗り越えて死ぬ前に結婚式をあげようとする話を思いいれたっぷりの演出と映像で描いていく。

 舞台となる西オーストラリアのロットネスト島の風景は目が覚めるほど美しい。リゾート気分満載の中でひたすら死の予感さえも感じさせずに物語は進んでいくし、途中女性が溺れるシーンがあるのをのぞけば結婚後の葬儀のシーンまで死の影はほとんど映像からは感じられない

 素敵なリゾートには不吉なものは似合わないと言わんばかりのお気楽さで、どうも観光宣伝の映画としか思えない。エマを演じる女優は愛嬌がある顔立ちだし、ハリー役のジャック・トンプソンも子供っぽさの抜けない中年おやじを好演しているけれど、クローズアップとスローモーションの多用の演出には興ざめだ。
posted by アスラン at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。