2005年07月27日

1998年11月2日(月) 「学校V」「ヒロイン!」

 週末だと混雑するので「踊る大捜査線THE MOVIE」を観ようと思ったが、平日でもマリオンの日劇東宝は既に立ち見。休みの谷間だからなのか、それともロードショーが始まったばかりだからか。

 とにかく急きょ変更して丸の内松竹で「学校V」(no.157)を観る。

 これまでは「寅さん」というフォーマットの内側だけでしか見る事の出来なかった山田洋次監督の実力を改めて見せつけられる思いがした。

 「幸せの黄色いハンカチ」のような極めて居心地の良くないヒューマニズムを見せられてからというもの、どうも山田洋次作品に信用が置けない気がしていた。だから「寅さん」も特に注目して観た事はない。あのシリーズは山田作品というよりはキャラクターによって生み出される作品だと思っていた。

 だからろうあ者の若者どうしの恋愛を描いた「息子」が思いの他よい出来だったのが意外だった。山田洋次には「寅さん」が足枷になっているとその時に思った。

 「寅さん」亡き後、この勉強家の監督が学校を題材として意欲的に映画作りに取り組んでいるのが映像にも演出にも表れている。特に登場人物に対して同情のまなざしではなく、冷静で客観的な、それでいてあたたかな視線を送っているところに好感がもてる。

 シャンゼリゼで「ヒロイン!」(no.156)を観る。

 スーパーにお客を取られてさびれた商店街を盛り上げるためにママさんバレーチームを作って商店街の宣伝に一役買おうとするヒロインたちの話。

 酒屋で娘と祖母の3人暮らしの母親に室井滋が扮している。根性があって情にもろくてカッと来やすい質の元気なおばさん役がハマッている。

 ただし映画はありきたりの内容で、演出も面白みに欠ける。チームにはインド女性がいたり元レディース(女暴走族)がいたりで様々なキャラクターを設定しているが、9人全員を描き分けられていない。ましてや対戦相手のチームも間抜けなチーム名以外に特徴がない。

 ギャグにしても関西テレビ開局40周年記念作品にしてはコテコテのお笑いでもないし中途半端。
posted by アスラン at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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