2007年08月27日

「ガールズナイト」「ガッジョ・ディーロ」(1999年3月21日(日))

 春分の日。シネスイッチ銀座で「ガールズナイト」(no.21)を観る。

 ガールズナイトとは毎週金曜日に開かれるビンゴ大会の事。家族のために工場で働き詰めのドーンとジャッキー。ドーンはある日ビンゴ大会で10万ポンドを当てる。しかしその直後ドーンは工場で倒れ脳腫瘍で死の宣告をされてしまう。残された時間を何とかしてあげたいとジャッキーは考え、ドーンの夢だったラスベガスに二人で旅立つ。

 平凡でどこにでもいそうな家庭第一のおばさん。それに自由奔放で男がいないと生きていけない派手好きなおばさん。

 この二人の中年おばさんのかけがえのない友情が素晴らしい。生きていくことに前向きな、そして死んでいくことにも真正面からとらえている点も悲しすぎるほど素晴らしい。

カチンコ
 二人の中年おばさんドーンとジャッキーを演じているのが、「秘密と嘘」「リトル・ヴォイス」のブレンダ・ブレッシンと、「リトル・ダンサー」のジュリー・ウォルターズだ。監督はニック・ハラン。テレビ出身の作家のようだ。なかなかいい作品だと思うが、以後映画を撮っていないようだ。アマゾンではDVDもビデオも見あたらなかった。

 テアトル西友で「ガッジョ・ディーロ」(no.20)を観る。

 パリの青年ステファンは父が晩年聞いていた歌姫ノラ・ルカの歌声を求めてルーマニアの村を訪ね歩いている。あるジプシーの村で老人と知り合い村に居着くことになる。

 初めはよそ者(ガッジョ・ディーロ)に扱われたが老人のとりなしでもてなしを受けることになる。束の間彼は村人の中にノラ・ルカ以上の魂の歌を見いだすのだが、村人の純朴さの裏にはよそ者を決して受け入れる事のない閉鎖的で厳しい姿がひそんでいるという真実に気づいて村を去っていく。

 せっかく収集したテープを村のはずれに棄てていく彼の心の動きが悲しげだが、唐突で理解しにくい。

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posted by アスラン at 02:43| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画評(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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