2007年08月20日

「微笑みをもう一度」「バジル」(1999年3月22日(月))

 振替え袖日。マリオン9F日劇プラザで「微笑みをもう一度」(no.23)を観る。

 かつてのテキサスの高校のミスコンだったサンドラ・ブロックは当時の花形クォーターバックと結婚したが、夫がテレビの公開番組で彼女の親友と浮気をしていると告白し、失意のまま娘と帰郷する。

 元ミス学園で世間知らずのまま育った彼女が自分の生き方、家族などを見つめ直していく。このシチュエーションはロバート・レッドフォードの「モンタナの風に吹かれて」でつい最近見た気がするが、あれは男(カーボーイ)の物語で、これは女(テキサス女)の物語だろう。

 役者としては超くせ者のフォレスト・ウィテカーは、監督としてはメロドラマ・メーカーと言っていい。「マディソン郡の橋」のクリント・イーストウッド監督と「モンタナの…」のロバート・レッドフォード監督とを足して2で割ったような口当たりのよい作風だ。サンドラ・ブロックも久々にテキサス女性を好演している。

 シャンテシネで「バジル」(no.22)を観る。

 「月長石」「白衣の女」などで知られる作家ウィルキー・コリンズが原作(といっても一作も読んでないが)。

 ディケンズと同時代で18世紀中頃の作品だから、サスペンスといっても今風のものではなくて少々古臭い

 遺産欲しさに父にないしょで青年バジルは恋人と結婚し、裏切られて屋敷ごと奪われてしまう。すべてを仕組んだのはバジルの親友で、すべてを知ったバジルが彼をなぐり倒し、彼は醜い顔になって世の中から姿を消す。

 こういった伝奇小説が流行らないのは、どうも話の展開がおおごとになりすぎるのとストーリーにスピード感が足りなくてサスペンスとしては物足りないからかもしれない。

 クレア・フォーラニの美貌にしても「ジョー・ブラックによろしく」のような現代劇では観たいが今回のようなコスチューム・プレイでは観たくなるものかどうか。

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posted by アスラン at 00:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画評(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コリンズは一冊積読にしているのがあります。(短編集)『月長石』も機会があれば読もうと思っているところでもあるし・・・。本当に、アスランさんとは重なりませんね。w
Posted by rago at 2007年08月23日 09:39
らごさん、こんにちは。

実は僕も積んであります(笑)。
「月長石」は探偵小説の起源を語るときに必ず出てくるタイトルの一つなので、読もう読もうと思ってずいぶん前に購入したまま果たせていません。

 おまけに実家に置きっぱなし。今度取ってこようかな…。
Posted by アスラン at 2007年08月24日 03:05
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