2005年05月22日

1999年8月8日(日) 「アイズ・ワイド・シャット」

 渋谷ジョイシネマで「アイズ・ワイド・シャット」(no.87)を観る。

 キューブリックの最新作で内容が事前に全然あかされないということや、予告編でトム・クルーズとニコール・キッドマン夫婦のヌードでのラブシーンが話題になり、さらに遺作となってしまったことで異常に話題になりすぎたきらいがある。

 当然ながらわかりやすい映画を作る作家ではないので、あんまり騒がない方がいいのになぁと感じていた。この作品も出来はキューブリックらしいと言えば言える。

 社会的な地位も名誉もある若い医師が、妻が言った一言から妄想を抱き、心の闇が実際のあやしげな快楽クラブへと誘うことになる。一種の火遊びだと思われたのが、事態は取り返しのつかないところまでに至ってしまう。

 発端が倦怠期を迎えたどこにでもいる夫婦から始まっていて、ちょっと心に隙があれば日常と非日常の接点は思いのほか多いのだと思わせるキューブリックの手際には感心させられる。ただこれが遺作というのは悲しすぎる。

posted by アスラン at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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