2005年05月21日

「クンドゥン」(1999年8月9日(月))

 恵比寿ガーデンシネマで「クンドゥン」(no.88)を観る。

 クンドゥンとは法王猊下の事。あのマーティン・スコセッシ監督が現ダライ・ラマを描いた映画だ。冒頭、チベットからはるばる遠い地方の一家を旅の僧数名が訪れる。亡くなったダライ・ラマ13世の生まれ変わりの子供を探しているのだ。

 この不思議なエピソードはベルトリッチの「リトル・ブッダ」ですでに馴染みのものだが、子供を前に法王が使っていためがねや杖といった日常品を二種類ずつ用意して、次々に子供が言い当ててゆき、最後に僧たちが笑顔で確信して頭を下げる。「クンドゥン!」と。
 感動的な冒頭から僕らは、チベットをやむなく去らざるをえなくなるまでのダライ・ラマの波乱な半生を追っていく事になる。

 スコセッシ監督は三人の幼年から青年までの俳優を使って、まるで「ラスト・エンペラー」のように緻密にダライ・ラマとその時代・環境を描き出している。

posted by アスラン at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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