2005年07月17日

第133回芥川賞・直木賞予約状況定点観測

 7月14日に第133回芥川賞・直木賞の選考結果が発表された。

 芥川賞:中村文則「土の中の子供」(新潮4月号)
 直木賞:朱川湊人「花まんま」(文芸春秋)


 芥川賞の該当作品が雑誌・新潮の掲載されただけでまだ出版されていないのが、現代小説いわゆる純文学の現実を物語っている。が、中村さんの作品は図書館で検索すると2件ある。(8/01時点で川崎図書館では予約を開始した。対象図書は現在整理中だ。)

n1.遮光 中村文則(新潮社) 2004
n2.銃 中村文則(新潮社) 2003
n3.土の中の子供 中村文則(新潮社) 2005
n4.悪意の手記 中村文則(新潮社) 2005 (9/9追加を確認)


 直木賞の方はさすがに売れやすいからかすでに出版されている。そのほか、朱川さんの作品は、3件検索された。(あとで川崎では2冊追加されたので5件)

s1.さよならの空 朱川湊人(角川書店) 2005
s2.都市伝説セピア 朱川湊人(文藝春秋) 2003
s3.花まんま 朱川湊人(文藝春秋) 2005
s4.白い部屋で月の歌を 朱川湊人(角川ホラー文庫) 2003.11
s5.かたみ歌 朱川湊人(新潮社) 2005.8 (8/27追加を確認)
s6.黒い遊園地 朱川湊人(光文社文庫) 2004.4(9/9追加を確認)


で、受賞発表の7/14以降の図書館の予約状況の推移を見守ろうと思う。

 これは芥川賞・直木賞がいかに制度として人々の心に刷り込まれているかを明るみに出そうという試みである。

 普段本を読まない人も、前に読んだ本はなんだったけ?という人も芥川賞をとった本なら読んでみたい。アカデミー賞をとった映画なら素晴らしいはずだ。

 そういう紋切り型の思考が、この定点観測から見えてくるはずだ(たぶん)。

追記
 (2005/07/29)今日書店の店頭で中村文則「土の中の子供」(新潮社)の発売を確認
 (2005/08/01)川崎図書館で「土の中の子供」予約開始。整理中(貸出を開始していない)。
 (2005/08/10)川崎図書館で「土の中の子供」貸出中。4冊態勢。
 (2005/08/14)立川図書館から「都市伝説セピア」が消えた。何故?紛失?
 (2005/08/18)立川図書館で「土の中の子供」予約開始。8冊体勢。予約回送中。
 (2005/08/27)川崎図書館で朱川湊人「かたみ歌」(新潮社)の追加を確認。
 (2005/09/09)川崎図書館で朱川湊人「黒い遊園地」(光文社文庫)の追加を確認。
 (2005/09/09)川崎図書館で中村文則「悪意の手記」(新潮社)の追加を確認
 (2005/09/30)立川図書館で朱川湊人「かたみ歌」(新潮社)の追加を確認。



[立川図書館]
7/14 15 16 17 18 19 20 21 22
--------------------------------------------------------
n1.遮光 0 0 0 0 - 0 0 - 0
n2.銃 0 0 0 0 - 0 0 - 0
s1.さよならの空 - 1 2 2 - 2 2 - 2
s2.都市伝説セピア 0 0 0 0 - 1 0 - 0
s3.花まんま 11 15 22 22 - 23 23 - 25

7/23 24 25 26 27 28 29 30
----------------------------------------------------
n1.遮光 - 0 0 0 - - 0 -
n2.銃 - 0 0 0 - - 0 -
s1.さよならの空 - 2 2 2 - - 2 -
s2.都市伝説セピア - 0 0 0 - - 0 -
s3.花まんま - 30 30 31 - - 33 -
8/01 05 10 12 14 18 23 26
----------------------------------------------------
n1.遮光 - 0 0 0 0 0 0 0
n2.銃 - 0 0 0 0 0 0 0
n3.土の中の子供 12 18 20
s1.さよならの空 - 2 3 3 4 4 4 3
s2.都市伝説セピア - 0 1 1 ? 2 2 2
s3.花まんま - 30 33 32 33 37 34 34

9/09 28 30 10/04
-------------------------------------
n1.遮光 0 0 0 0
n2.銃 1 0 0 0
n3.土の中の子供 16 13 10 8
s1.さよならの空 3 2 2 2
s2.都市伝説セピア 1 0 1 1
s3.花まんま 33 28 27 26
s5.かたみ歌 1 1

[川崎図書館]

7/14 15 16 17 18 19 20 21 22
--------------------------------------------------------
n1.遮光 0 0 11 12 13 13 13 - 10
n2.銃 0 0 6 7 7 7 8 - 4
s1.さよならの空 0 0 8 10 10 10 10 - 9
s2.都市伝説セピア - 1 6 7 7 7 8 - 3
s3.花まんま 46 47 121 136 141 149 152 - 159
s4.白い部屋で月の歌を - - 7 7 7 7 7 - 6

7/23 24 25 26 27 28 29 30
-----------------------------------------------------
n1.遮光 - 10 10 9 - - 9 -
n2.銃 - 4 5 5 - - 5 -
s1.さよならの空 - 9 9 10 - - 9 -
s2.都市伝説セピア - 3 4 4 - - 4 -
s3.花まんま - 159 170 171 - - 182 -
s4.白い部屋で月の歌を - 6 6 6 - - 6 -

8/01 05 10 12 14 18 23 26
----------------------------------------------------
n1.遮光 10 12 9 9 7 5 2 1
n2.銃 5 8 6 7 5 3 3 2
n3.土の中の子供 14 70 98 110 112 124 129 141
s1.さよならの空 9 9 7 7 8 7 5 5
s2.都市伝説セピア 3 5 1 1 1 2 1 1
s3.花まんま 189 196 202 205 204 210 207 211
s4.白い部屋で月の歌を 6 7 7 7 8 8 7 7
s5.かたみ歌 7

9/09 28 30 10/04
-------------------------------------
n1.遮光 9 9 9 9
n2.銃 6 7 7 7
n3.土の中の子供 147 142 139 137
n4.悪意の手記 10 4 4 3
s1.さよならの空 3 5 5 5
s2.都市伝説セピア 12 12 12 12
s3.花まんま 217 210 211 211
s4.白い部屋で月の歌を 7 5 5 5
s5.かたみ歌 21 20 18 18
s6.黒い遊園地 1 0 1 0



posted by アスラン at 02:09| Comment(2) | TrackBack(1) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
暇なのかお宅なのか
いずれにしても面白い着眼点ですね
微笑み
文藝春秋は毎月
オール読み物は
直木賞発表の時だけ
20数年続けて買っています
それだけ読んではいるんだなあ〜
映画と本は映画館&自腹で買う事を基本にして
います
Posted by takoyo at 2005年07月22日 10:10
takoyoさん、お久しぶりです。

暇でもないんですが、ストレス解消ですね。
それと「オタク」ではないです。僕としては「ミーハー」と呼んでほしいところです。

オール読み物(直木賞発表号)購入は、立派な「ミーハー」趣味ではないでしょうか。男子たるものってのは死語でしょうが、コレクションする習性は昔から変わってないような気がします。

それと僕も相当映画と本は自腹を切りました。現在は故あって映画館がよいはほぼ封印。本は経済的な制約および蔵書量抑制のために図書館の積極活用に移行しておりますです。
Posted by アスラン at 2005年07月23日 01:04
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「花まんま」朱川湊人
Excerpt: 朱川 湊人  花まんま  (文藝春秋刊)   第133回直木賞受賞作 著者プロフィール 1963年、大阪府生まれ。慶應義塾大学卒業。 出版社勤務を経て、平成14年「フクロウ男..
Weblog: ◆Ahaha堂本舗◆
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