2005年05月10日

「シックス・センス」(1999年10月30日(土))

 日比谷のみゆき座で「シックス・センス」(no.110)(M.ナイト.シャマラン監督)を観る。

 はずれの多いハリウッド映画の中で今年一番と言っていいすばらしい映画が出来た。インド人の若干29歳の監督が脚本も手がけたというとおり、新しい血が既成のハリウッドをうち破ったとも言える。

 死者が見える少年と精神分析医との物語で、一見するとホラー映画と思われるが、実は二人の心の交流の物語であり、親と子の愛の物語であり、夫婦の愛の物語でもある。

 怖い映画にもかかわらず泣ける映画というのは初めてだ。

 しかも冒頭に「映画の中に"ある秘密"があります」というメッセージが出され思わず苦笑してしまったのに、ラストで「なるほど、そうだったのか」とまたまた驚かされる。まったく恐れ入りました。

カチンコ
シャマランの次作「アンブレイカブル」は期待を裏切って大スカだった。ヤン・デ・ボンが「スピード2」を作ってしまったように。「サイン」はバランスの悪い映画だったが、多少持ち直した。「ヴィレッジ」はバランスはいいが驚きの少ない映画だった。いまだシャマランは「シックス・センス」を超える映画を作っていない。
 みゆき座が今年2005年の3月をもって閉館した。芸術座ともども新しいビルに建て替えられる。失うものへの感傷は自らの胸に秘めておこう。

posted by アスラン at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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