2005年06月30日

1998年12月31日(木) 「マイ・スウィート・シェフィールド」

 今年1年を締めくくる映画は「マイ・スウィート・シェフィールド」(no.178)。有楽町シネ・ラ・セットで観る。

 「ブラス」で味わいぶかい演技をした小父さんピート・ポスルスウェイトが、失業で苦しんでいる小さな田舎町のペンキ塗りを再び好演している。

 鉄塔を延々と短期間で塗り尽くすというばかげた仕事を請け負って、文句を言う仲間をなんとかとりまとめてゆく。そんな時、バックパッカーの美しい女性レイチェル・グリフィスが仲間に加わる。思いがけず二人は愛し合うようになるが、しょせんはかなわぬ恋であり彼女は再び旅に出てゆく。

 うらぶれた男と若い女性の心がひかれあう恋愛が面白いし、鉄塔を俯瞰した田舎町の風景が美しい。ガスタンクの天井でのダンスや、冷却塔での裸での水浴びなど映像的にも工夫がされているが、いまひとつ胸にぐっとこないのは何故だろう。

 ポスルスウェイトを慕う仕事仲間ジェームス・ソーントンが、レイチェルに対していだく感情が嫉妬なのか恋愛なのかそれともバックパッカーとしての共感なのか、いずれとも判断しにくいからだ。

 その分ラストの別れが釈然としない
posted by アスラン at 01:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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マイ・スウィート・シェフィールド
Excerpt: 1998イギリス 原題:AMONG GIANTS 監督:サム・ミラー 製作:スティーヴン・ギャレット 製作総指揮:ジャナ・エデルバウム 脚本:サイモン・ビューフォイ 撮影:ウィトー..
Weblog: 今日は無事か?
Tracked: 2005-06-30 12:58
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