2007年06月07日

手提げ袋はご利用になられますか?

2007年6月6日(水)

 かなり前だが、JR立川駅南口にあるファーストキッチンで「ベーコンエッグバーガーを単品で1個」買い求めた際に、笑顔が可愛いメガネ美人(は言い過ぎかな)の店員がこういった。

 「手提げ袋はご利用になられますか?」

 ファストフード店ではおなじみのマニュアル言葉だ。いや、敬語の間違いを指摘したいのではない。そもそもこの文章を書く際に、PCのカナ漢字変換機能(ATOK)から〈二重敬語→「ご利用になる」〉と指摘されるまで間違いに気づいていなかったくらいだ。確かに「なられますか?」は敬語としてくどいなぁとはなんとなく感じていた。一つ間違うと慇懃無礼に聞こえてくる。

 ただ、ここで言いたいのはそんなことではなく、ファストフード店を頻繁に利用する人にとっては耳慣れた言葉だよねぇ、という確認である。特にマクドナルドでは必ず聞かれる。あ、必ず聞かれるというのは間違いかもしれない。いわゆるバリューセットなどを注文すれば紙袋は2つ以上になるからビニールの手提げ袋は省略できないので、そもそも言わないだろう。

 僕の場合、会社帰りに小腹が減っているので子供を引き取りに行く前にバーガーとかポテトを単品で買う。だから聞かれるのだ。バーガー1個が入った紙袋一つをさらにビニール袋で包み直す。紙袋がずっしり重いとか、中身が飲み物で漏れやすいなどで必要な場合もあるが、バーガー1個ならば紙袋だけで十分だ。資源の無駄づかいへの配慮(ポーズ?)をおこたらない大企業らしい対応だ。で、当然ながら僕は「いりません」と答えて紙袋を持ってでていく。

 ファーストキッチンでもマックに遅れをとってはならじ。同じ配慮で店員はニコニコしながら聞いてくるので、僕もいつものように「いりません」と答える。店員の女の子はちょっと引っ込んで、いやに早いタイミングで戻ってきては、僕の目の前にベーコンエッグバーガーの包みを置いた。ご丁寧に紙ナプキン数枚を下敷きにしている。

 あっけにとられる僕の顔色には気づくことなく、彼女はそそくさとマニュアルどおり会計にとりかかる。僕はおつりのことよりも、目の前のベーコンエッグバーガーと紙ナプキンが気になって仕方がない。おつりを渡した彼女は、やはりそそくさとマニュアルの笑顔で僕を送り出そうとしている。僕は気まずそうに切り出す。

 「紙袋に入れてもらえますか?」

 一瞬何を言われたか分からないという齟齬が感じられたが、彼女はすぐに立ち直った。

 「あ、ハイ!」

 紙袋を手渡したときに彼女は、やはり変わらず笑顔だった。なんかこちらが勘違いしたかのように気恥ずかしかった。いや、ひょっとしてファーストキッチンの〈手提げ袋〉はビニール袋を飛び越して紙袋の事だったんだろうか? いや、いや、ひょっとして「紙袋をご利用になられますか?」と最初から聞かれたのかもしれない。とすると、凄い事になるぞ。彼女は僕にこう聞いたも同然なのだ。

 「歩きながらお召し上がりになられますか?」

 そんなに僕の顔には食い地が出ていたのだろうか?それともファーストキッチンでは、単品購入者はその場でハンバーガーを食べ歩きだす人が大多数なのだろうか?相変わらず女子高生に大人気の店だから、いまどきはそういうものなのかもしれない。でも、本当にそうなんですか、ファーストキッチンさん。
 
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posted by アスラン at 03:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(電車でカフェ気分) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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