2007年05月28日

「ラウンダーズ」(1999年5月10日)

 丸の内ピカデリー2で「ラウンダーズ」(no.44)を観る。

 法科の学生で学費をポーカーで稼いでいる青年が弁護士の夢を捨て、ポーカーの世界選手権に出場する夢を選択してゆくまでを描いている。

 モラトリアムから社会へ一歩踏み出す時期に人生に迷う青年役をまたしてもマット・デイモンが好演している。青臭さを残しつつもうわついたところを見せず、自分の生き方をつかんでいく姿が、単なる青春スターとは一線を画していて好感が持てる。

内容も非常にクールで、勝負師(ラウンダーズ)の世界をこけおどし抜きで淡々と描いている。ジョン・マルコビッチやジョン・タトゥーロの演技が渋いし、エドワード・ノートンも「世界中がアイ・ラヴ・ユー」とは180度違ったダーティな役を見事にこなしている。

カチンコ
 「またしても」と公開当時に感想で書いたが、今やデビュー当初のマット・デイモンのきらめきを知らない世代もいるだろうから、ちょっと説明が必要かもしれない。脚本・主演でデビューした「グットウィル・ハンティング」も、フランシス・コッポラの異色の法廷ドラマ「レインメーカー」も、彼の役どころは真摯に生き方に悩む青年役だったからだ。

 そういう青臭いところを潔くしかも鼻につかない演技でさらっと演じてみせたところが、マット・デイモンの持ち味だった。今でもその延長線上で演技してはいるだろうが、彼の才能の輝きを知るにはデビューまもない頃の映画を見るのが一番だろう。


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posted by アスラン at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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