2007年02月10日

「タイタニック」(1998年1月6日(火))

 1:00頃に私用が終って神楽坂で昼食。その後有楽町に出て「タイタニック」(no.5)を観る。

 混雑を避けて平日を狙ったがマリオンは既に立ち見。向いのニューシネマ東宝でもやっているとのことであわてて移動して観る。

 全体としてはまあまあの出来。やはりラブストーリーを重視した結果、タイタニック事件そのものを描き切れなかった恨みが残る。そのうえダイヤにまつわるエピソードや、それを引き上げようとする現代のトレジャーハンターのパートは舌足らずでさしみのツマにもなっていない。

 特に問題なのは、前半はラブ・ストーリーで後半は「ポセイドン・アドベンチャー」を思わせるようなパニック映画と、監督の興味が移ってしまい、おのずと観客の興味も二分されてしまうところだ。つまりラブ・ストーリーに感情移入している人間には、後半のパニックぶりは過剰な映像・過剰な演出で一気に興ざめする。逆に後半のCGを駆使したパニックものに興味を合わせると、前半のラブ・ストーリーは停滞しているとも思えるだろう。

 僕としてはラブ・ストーリーの前半は及第点。後半でケチがついた。とにもかくにも、僕の前の列の女性のように、しゃくりあげて泣くほどの映画ではない。

 タイタニックは沈み過去の遺物となった。現代のビデオカメラが映し出す海底のタイタニックに、当時のタイタニックと人々がオーバーラップし、ケイト・ウィンスレットとディカプリオが楽しそうに踊りながら再開(回想)するエンディングは素敵な演出だ

 それにしても3時間14分は長すぎる

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posted by アスラン at 16:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日付を確認してしまいました。9年前のお話ですよね?w 友達にも「タイタニック」に感動して3度も映画館に足を運び、その後出たビデオもDVDも購入したと言う人がいます。感動したと延々と話し合っている女性達もいました。でも、私には何処が良かったのかさっぱり判らなかった・・・・・・・。
Posted by rago at 2007年02月11日 19:24
 9年前ですねぇ、あっという間にw

 あれほどばかうけしていなければ、僕の「まあまあ」という評価はいい線いってると思いますが、しゃくりあげるほど感動している人が多数いるという現実を思うと、らごさんのように「なっちゃない」と言っておいた方がいいのかもしれません。

 淀川映画塾で淀川さんが会場の女性に評価を聞かれて、見て得も損もしないと言ってました。これはもちろん淀川さん流の「つまらない」という表現だと思います。

 あの手の大作はどうしても保険をかけるんだともおっしゃっていた。要するに監督のジェームズ・キャメロンは当然ながらタイタニックのスペクタクル部分をSFXでびしっと撮りたかった。ところが映画会社は監督を基本的に信用しないから、スターを出せって言うわけです。それが前半ラブストーリーで後半パニック物になった理由なんです。
Posted by エラリー at 2007年02月15日 03:05
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