2012年08月16日

2012年9月の新刊

大洋社のHP「Book Index」調べの新刊チェック。

公私ともに少し忙しくなって、新刊チェックもおろそかになってしまっていた。6月の新刊をリストアップして、7月、8月については記事に出来なかったが、その間に

06/27 月の影 影の海(下) 小野不由美(新潮社・新潮文庫) 546
06/27 月の影 影の海(上) 小野不由美(新潮社・新潮文庫) 546
06/27 魔性の子 新装版 小野不由美(新潮社・新潮文庫) 704
07/21 黒死荘の殺人 カーター・ディクスン(東京創元社・創元推理文庫) 1008


 こんな感じで奮発して購入三昧。小野不由美「十二国記」シリーズは既に一揃えしてあるけれども、やはり今回の〈完全版〉を謳った新潮文庫版を揃えておきたくなった。今後、新刊が新潮文庫で出るのであればなおさら。しかも背表紙がひとつながりになってデザイン画が現れる趣向なので取りこぼしはできない。まんまと出版社の作戦にはまってしまった。

 「黒死荘の殺人」は、ハヤカワ・ミステリでいうところの「プレーグ・コートの殺人」だ。H.M.卿の初登場作品であり、出だしから興味津々。やはり探偵が違うと気分が華やぐ。実は「皇帝のかぎたばこ入れ(新訳版)」もずいぶん前に買ってあるのだけれど、予想以上に手強い。手強いというのは読みにくいという事だ。すでにトリックと犯人を知っているという事もあるけれども、なんとなく探偵がいないノンジャンル作品という事が「読みにくさ」を醸し出しているような気がする。どうやら「黒死荘の殺人」の方を先に読んでしまいそうだ。

 さて、来月の新刊をチェックしてみると、7月、8月が低調だっただけに読書の秋に向けて動きが出てきている。

09/03 ハリー・ポッター文庫3 ハリー・ポッターと秘密の部屋(2−1) J・K・ローリング(静山社・静山社文庫) 651
09/03 ハリー・ポッター文庫4 ハリー・ポッターと秘密の部屋(2−2) J・K・ローリング(静山社・静山社文庫) 609
09/03 ハリー・ポッター文庫5 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(3−1) J・K・ローリング(静山社・静山社文庫) 672
09/03 ハリー・ポッター文庫6 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(3−2) J・K・ローリング(静山社・静山社文庫)
09/06 瞬きよりも速く〔新装版〕 レイ・ブラッドベリ(早川書房・ハヤカワ文庫SF) 1029
09/06 太陽の黄金の林檎〔新装版〕 レイ・ブラッドベリ(早川書房・ハヤカワ文庫SF) 987
09/10 夏目漱石論 蓮實重彦(講談社・講談社文芸文庫) 1470
09/27 フランス白粉の謎【新訳版】 エラリー・クイーン(東京創元社・創元推理文庫) 1029
09/28 風の海 迷宮の岸(十二国記) 小野不由美(新潮社・新潮文庫) 662


 ハリー・ポッター文庫は7月から刊行されているが、どの程度売れているのだろうか。僕などは一応ハリー・ポッターファンを自認しているので集めてみたい気もするのだが、そうなると軽装版の扱いをどうするかが迷いの種だ。あの分厚い初版の単行本たちを持ちたがる人はいないだろう。あの本には付録の「なんとか通信」のペラ1枚がついていて、主な登場人物などが紹介されていた。軽装版にはそれがない。ないけれども「べらぼうな重さ」も消え失せた。日本の住宅事情を考えると全7シリーズで第三シリーズから上下二巻になっているハリー・ポッターを全巻揃えるとなれば、やはり軽装版が手頃だ。

 それにしても、なかなか手頃な値段では手に入らないので、地道にブックオフで買い求めてきた。ようやく「死の秘宝(上下)」を昨年手に入れたが、何故か「謎のプリンス」が手に入らない。文庫版が出版される頃には大量に放出されるものと期待して、もう少し我慢しておこう。

 近ごろ亡くなったレイ・ブラッドベリを追悼して新装版が次々と出版されるようだ。ハヤカワ・ミステリの翻訳はどうだかわからないが、ぜひともこの際、創元推理文庫の方は新刊ではなく新訳で出版して欲しい。どれから?もちろん「ウは宇宙のウ」から。何故かは以前にエッセイ欄に書いたので、関心のある方はどうぞ。

 蓮實重彦氏の「夏目漱石論」が、ちくまから再刊?いや、違うか。実家に置きっぱなしになっている漱石本の数々の中に所蔵されている文庫は、今は無き福武文庫版だった。そうか、ベネッセになってしまったために絶版状態だったんだな。何か書き換えがあるわけでもなさそうだ。再出版にあたっての「まえがき」だけでも読みたいな。「雨(水)」と「赤」のイメージが、ポストモダンな批評らしく印象に残っている。そして恐ろしい程に、それ以外の本質が記憶に残らないのもポストモダン批評の特徴でもあった。

 そしてようやく真打ち登場!エラリー・クイーンの国名シリーズ第二弾。「フレンチ白粉の謎」の新訳だ。前作[ローマ帽子の謎」も新訳になって、今までモヤモヤし続けた不満が解消してクイーンらしい作品だと納得できた。今度の「フレンチ白粉」は僕自身のランキングの中でも5本の指に入るほどのお気に入りだ。これが新訳でどうリフレッシュされるのか。なんとも待ち遠しい。

 そして十二国記シリーズ長編第二弾「風の海 迷宮の岸」が出る。まずいぞ。こんなペースで完全版を買っては積み、買っては積みしていったら、死蔵してしまいかねない。頑張れ〜。読書の秋はもうすぐだ。
posted by アスラン at 19:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | あっ、これ読みたい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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