2012年04月20日

2012年5月の新刊

大洋社のHP「Book Index」調べの新刊チェック。
久しぶりの新刊チェックだ。ブログ更新も久しぶり。とにかく忙しくていまだ春が来てない感じだったが、ようやく先日抜け出せた。立て直しを図りたいが、それにはまず読書計画の立て直しが先かもしれない。
年度が変わった事で、いろいろな読書計画も見直していきたい。
まあ、そんな個人的な感慨はさておき、来月の新刊文庫の見どころはなんだろう。

5/10 ヘーゲル「精神現象学」入門 加藤尚武(講談社・講談社学術文庫)
5/11 連環宇宙 ロバート・チャールズ・ウィルスン(東京創元社・創元SF文庫)
5/18 迷宮の淵から ヴァル・マクダーミド(集英社文庫)
5/19 皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 ジョン・ディクスン・カー(東京創元社・創元推理文庫) 777
5/上 東京ディープ散歩 町田忍(アスペクト・アスペクト文庫) 700
5/下 作家の本棚 ヒヨコ舎(アスペクト・アスペクト文庫) 800


 加藤尚武さんは、数年前からのサンデルブームで別の倫理の入門書を読んでみたくなって「現代倫理学入門」という本を読んだ事があるので、読み心地や読みごたえについては勝手知ったるところだ。ヘーゲルの著作をじかに読む気力はすでにないので、良きガイド役にうまく案内してもらいたい。

「連環宇宙」は、あのR.C.ウィルソンの新作。「あの」というのは本の雑誌社の雑誌「本の雑誌」の文庫専門書評コーナーで、アマチュア書評人5名がそろって5つ星を与えた「時間封鎖」で一躍名をはせた海外SF作家という意味の「あの」だ。それ以来、僕も新刊がでるたびにお付き合いしている。SFというとなにやら僕には難しいハードルがあることが多いのだが、この作家についてはミステリー要素が強い事もあって、読ませてくれる。今回も当然読みたい。

 マクダーミドもちょっとした縁があって、新作読みが続いている。なかなか濃い人間模様が本来でいえば趣味ではないのだが、「ちょっとした縁」は腐れ縁となり、今回も図書館で借りられれば読んでみたい。まだ一度も書評らしきものを書いてもいないので、今度の作品で少し感想を書いてみよう。

「皇帝のかぎ煙草入れ」は、本格ミステリーの大家ディクスン・カーの代表作といっていい。カーにしては珍しくケレンが少なく不可能犯罪でもない。正当な本格ミステリーと言える。それが返って珍品の部類に入るのはカーらしらが少ないからだが、ミステリーの女王クリスティをうならせるには十分の王道トリックだった事もあって、本格ミステリーファンのあいだでは有名な作品だろう。僕は最初に読んだ際の印象が最悪で、長い間評価してこなかった。どういう理由かというと、最後の謎解きの2ページほどに落丁があったのだ。ミステリーではネタばらしの次に最悪の結末だろう。その後の再読で作品の良さは分かっているのだが、今回の新訳で初読の楽しみは取り戻せないまでも、仕切り直しの新鮮さを味わいたい。

「東京ディープ散歩」「作家の本棚」はいずれもアスペクト文庫からの新刊。どんな内容になるのかは分からないが、わからなくてもタイトルから僕の好きそうな内容になることは十分に感じられる。
posted by アスラン at 12:57| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | あっ、これ読みたい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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