2006年08月13日

「アミスタッド」(1998年3月2日(月))

 平日を利用して「アミスタッド」(no.36)を有楽町の日劇プラザに観に行く。

 もちろん空いている。スピルバーグが「カラー・パープル」に引き続いて黒人差別を取り上げた映画を作った。

 奴隷船が出てくるというので、大昔の黒人が初めてアメリカに連れてこられた頃の話かと思ったら、南北戦争すこし前の話だった。既に奴隷制撤廃の問題がアメリカでも問題にされつつあった頃、アミスタッド号で違法にアフリカから連れ去られた黒人が反乱を起こして船を乗っ取った。この事件の裁判は様々な人々の思惑から、単なる地方裁判から最高裁へと舞台を移し、論点も単なる違法行為から人権侵害へと形を変えながら、合衆国自体を撼がす事件になっていく。

 今回、スピルバーグに手際は簡潔で、しかも題材に対して誠実な映画作りに徹している。派手な演出はないが丹念に映像を作っているし、黒人とそれを支援する白人達の言葉を越えたコミュニケーションをうまく描いている。




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posted by アスラン at 03:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは・・・好みの映画かもしれません。
DVDで出ているかしら。

「手際は簡潔で、しかも題材に対して誠実な映画作りに徹している。派手な演出はないが丹念に映像を作っている」

ううーーん。観てみたいですね。
Posted by rago at 2006年08月13日 09:31
 スピルバーグは僕にとっては作品ごとに好き嫌いが分かれる監督なんですよ。

 例えば「ジョーズ」「未知との遭遇」「太陽の帝国」はいいが、「プライベート・ライアン」「ジュラシック・パーク」はダメとかね。

 特にアカデミー賞狙いで撮った「プライベート・ライアン」は僕としてはダメダメで、そういう意味では同じ年に撮った「アミスタッド」の方は地味な分、演出にあざとさがないという感じで好感が持てました。
Posted by エラリー at 2006年08月16日 01:29
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