2006年08月11日

この夏、観たい映画観たくない映画(2006年夏)

 昨年もやったこの企画。もう8月のお盆休みが迫っていて遅ればせながらだけれども、今年もやってみたい。元々は自分のための分類であって、せめて1,2本でも観られれば御の字なのだが、果たしてそんな時間があるかどうか。

 前回同様、僕の独断的判断で分類したので、あまり他の人が読んで参考になるかどうかはわからない。◎○△×という4段階の分類だが、明確な作品の優劣があるわけではない。要はいま僕が観たいかどうかだけが基準だ。ただし夏休みという事でシビアな内容のものは観たくないという情緒的な判断が多少含まれている。

 基本的には「夏休み映画はつまらない」という正直な気持ちがないではないのだが、それもこれも一年を通してたくさん映画を観ていた幸せな時に抱いた率直な感想だ。いまや映画館に足を運ぶ事もままならない状況を考えると、たとえベストでもベターでもない平凡な映画であっても嫌いな映画でなければ観たいなあと思う今日この頃である。

 だから×は観たくない映画とはっきり言ってしまうが、それ以外は正直時間があれば観たいなぁ。

 以下、タイトルは、ぴあが入手できなかったので、TOKYO一週間8/15号を参考にしました。ただしなんとなく解説付きのタイトルが少ない気がしたので、ウェブサイトの@ぴあで上映中の映画タイトル一覧をなんとか入手して、TOKYO一週間で紹介されていなかったタイトルで、正直観たいと思った映画を最後にリストアップします。

[観たい映画]

胡同〈フートン〉のひまわり
 息子に自分がなれなかった画家の夢を託す父。親子の確執と和解を描いた作品。あの佳作「こころの湯」の監督さんの作品だと知って、是が非でも観たくなった。「こころの湯」はオススメ!

美しい人
 監督のロドリゴ・ガルシアは「彼女を見ればわかること」でデビュー。あの作品はまさに玄人受けするつくりで、複数の世代の違う女性たちの生き方を切れ味鋭く描いたオムニバス。今回もそういった趣向らしい。これも観たいなぁ。

笑う大天使〈ミカエル〉
 これは間違いなく観たいです(笑)。川原泉原作というだけでも観たいし、なんとなく川原キャラの顔つきそのものの上野樹里がヒロインというところも楽しいね。

M:i:V
 PART1,2ともに観ている。PART1は配役で先が読めてしまう致命的な欠陥はあったが荒唐無稽さが楽しめた。PART2は正直ワイルドになってしまったトム・クルーズのために方向性が変わってしまって??だった。それでも観たくなるんだなぁ。テレビシリーズ「スパイ大作戦」を幼い頃に観た刷り込みがあるからだろうか。

サイレントヒル
 ホラーは基本的にダメなんだが、夏休みならば観られそうな、でもやっぱり観たくないか。怖い物見たさが勝つ季節。解説を読むとゲームがもつ世界観があるホラー映画だとある。それならば観てみようか。

ローズ・イン・タイドランド
 テリー・ギリアム監督。正直そんなに好きな監督というわけでもないが、なんとなくブラックなファンタジーという点が惹かれる。

神の左手 悪魔の右手
 金子修介監督が梅図ホラーをどう料理しているか興味がある。それにしても金子監督、「デスノート」といい、ホラーづいているなぁ。

日本沈没
 とりあえずは平成ガメラを撮った樋口監督の特撮は期待大。しかし前作「ローレライ」といい今回の本作といい、映画監督の手腕はかなり疑問視されているようだ。さて前作も観てないので確認してみたい。

幸せのポートレート
 あの「Sex & The City」のサラ・ジェシカ・パーカーが主演。率直に言って好きな顔立ちではないが、「ラブ・アクチュアリー」を思わせるようなシチュエーション映画なので楽しめそう。

ハイジ
 なんと言ってもアニメの「アルプスの少女ハイジ」を超えるハイジが現れるとは期待してはいないが、実写によるハイジ観てみたいです。

ハチミツとクローバー
 青春ものの王道のような雰囲気。女性漫画っぽいタイトルも直球どまんなかという感じがするし、蒼井優主演というのもまさに旬。夏向きの作品。

[気が向けば観てもいい映画]

狩人と犬,最後の旅
 実在する老人と犬ぞりの七頭の犬の感動的な話。本人と実際の飼い犬たちが出演するセミドキュメンタリーだそうだ。

蟻<アリ>の兵隊
 こういう重い話も暑い夏ならば許される。だって終戦を越してきた夏だから。

ゲド戦記
 息子と親では格が違うということを確認したい。

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
 前作を観てないので、順番として先に観るのは躊躇される。

奇跡の夏
 韓国映画らしい涙無くしては観られない作品。内容はよさそうなのだが、重病の兄と、兄の看病で親を取られるとわがままを言う弟の話は、夏休みには少し重すぎないだろうか。
 
ラブ★コン
 特に感想はないのだが、こんな純国産のラブコメは確かに夏休み向きかもね。

ブレイブ ストーリー
 宮部みゆき原作。本を読んだときの感想は子供向きじゃないなぁ。大人のためのファンタジーじゃないのかなぁと思った。アニメになるとしたらもっと子供向けになるのかもしれない。

カーズ
 強いて言うとやはりあの「トイ・ストーリー」を生んだピクサーのスタッフが作った作品なので期待できる。たとえディズニーに吸収されてしまったにしても、そもそもディズニーが丸投げしていたフルCGアニメというジャンルを独力で切り開いたスタッフだもの。

デスノート前編
 漫画読んでないんですが、映画どうでしょう?漫画で読む方が面白いんじゃないのかなぁ。あっ、金子修介監督だ。なら手際よくそつなく映画化してそうだな。

愛と死の間〈はざま〉で
 作品の内容は特に可もなく不可もなくだが、アンディ・ラウの渋みが増した容貌を観るだけでもいいんじゃないかな。

[観たくない映画]

×スーパーマン リターンズ
 主役に、かつてのシリーズの主役クリストファー・リーブのような誠実なヒーローとしてのオーラが感じられない。

×ユナイテッド93
 これを夏休みに観たいか?TVのドキュメントなら可だが、いくらなんでも無茶だろう。生々しすぎる。

×親指さがし
 怖い、怖すぎる!僕には無理だ。

×東京フレンズ The Movie
 大塚愛のドヘタな演技を許せるか?

×釣りバカ日誌17/あとは能登なれ ハマとなれ!
 シリーズ自体興味なし。

×ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国
 音楽ドキュメンタリー。特に映画としては興味なし。

×おさるのジョージ/Curious George
 子どもと一緒に観るなら可だが…。

×ジダン/神が愛した男
 今年は何故かドキュメンタリーが多い?ジダンの頭突きも入ってるのだろうか?

×カクタス・ジャック
 欄外の解説からは「パルプ・フィクション」のような感じを受けるが、あれほど面白いのか。正直観たいのか観たくないのかはっきり決められなかった。なので×。ゴメン。

×ディセント
 うーん、ホラーでしょ。ショッキングホラーでしょ。嫌です(きっぱり!)。

×時をかける少女
 あの原田知世のイメージが強い本作を現代っ子の女子高生に変えたのかと思ったら、ヒロインは原作にないキャラクターだそうだ。なんか興ざめです。

×ハードキャンディ
 出会い系サイトで知り合った14歳の少女と32歳の男性。なんでも日本のオヤジ狩りがヒントになったらしいが、なんか挑発的な題材とストーリー展開についていけそうにない。

×バルトの楽園〈がくえん〉
 当然ながらというか題材に興味がわかない。ブルーノ・ガンツには惹かれるが…。

 以上がTOKYO一週間に紹介されていたタイトルだが、はて?ダヴィンチ・コードももうリストにないのか。ちょっと少ない気がするが、これでいいのか?てなわけで、前振りでも書いたが@ぴあから入手した上映中の映画のタイトルから、観たいもしくはオススメしたい映画をリストアップした。当然ながらロードショー映画だけでなく旧作も含まれている。

 小津安二郎監督作品が多数含まれているところをみると特集をやっている映画館があるらしい。つまりはたんなる旧作だけでなく特集映画などからもリストアップされている。だとすると日替わりだろうから、せっかくリストアップしてあってもすでに上映終了しているかもしれない。

 もし観たい映画があれば、上映館上映日などを勝手に確かめてください。ではタイトル紹介です。

[おまけの映画]

うなぎ
 近頃無くなった今村昌平監督の代表作。というかカンヌ映画祭受賞作。これ、とってもいいです。オススメです。

かもめ食堂
 あの「やっぱり猫が好き」の雰囲気そのままで小林聡美ともたいまさこが共演。観たいなぁ。

ゆれる
 最近書店の平積みでみたタイトル。どこぞの海外の映画祭で絶賛とオビに書かれていた。オダギリ・ジョー主演だそうだ。

コントラクト・キラー
 アキ・カウリスマキのこれがデビュー作?いやとにかく日本に紹介された最初の作品だったはず。これで私は会社をやめました。じゃなくて私はカウリスマキにハマりました。

ダ・ヴィンチ・コード
 原作も読んだし、最近ヴィジュアル版も読んだし、あとは映画を観るだけだ。

デッドマン
 ジム・ジャームッシュ監督の作品の中でも結構渋めの作品。春に「ブロークン・フラワーズ」を観たばかりで、またジャームッシュ・テイストに浸りたくなった。

トリック劇場版2
 このシリーズはいつになったら完結するのか。今回が本当に最後?シリーズを重ねるごとにやりすぎ度があがっていって、本当は最初のシリーズが一番面白かったのだが、でも惰性で観ちゃうんですよね。

パリ、テキサス
 ヴィム・ヴェンダース作品の中で僕のNo.1。家族の再生の物語。ハリー・ディーン・スタントンの味のある演技が素晴らしい!

ライブ・フレッシュ
 今となっては名監督のペドロ・アルモドバルの最初に観た映画だ。「オール・アバウト・マイ・マザー」の冒頭で「すべての母とすべての女性に捧げる」という献辞があったが、本作もバスの中でも出産シーンから始まり、思えば前々から女性に対する暖かなまなざしをもった監督だった。

嫌われ松子の一生
 変な映画。だからちょっと観てみたい。

太陽
 昭和天皇を描いているから日本では上映できないと言われたいわくつきのロシア映画。でもそんな馬鹿なことあるわけない。日本にタブーはありません(嘘だけど)。

明日の記憶
 原作荻原浩。若年性アルツハイマーの中年サラリーマンの生きる姿を描いた作品。どうしたってプロデューサー兼主演の渡辺謙の人となりとダブる。

旅芸人の記録
 テオ・アンゲロプロスの代表作。これと「こうのとりたちずさんで」「永遠と一日」がオススメ。

さて以下、小津安二郎作品がひろえたので列挙。
お早よう
お茶漬の味
一人息子
戸田家の兄妹
早春
長屋紳士録
東京暮色
晩春
風の中の牝鷄
 特に「お早う」と「お茶漬けの味」「長屋紳士録」「晩春」がオススメ。

参考
 この夏、観たい映画観たくない映画(2005年夏)

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posted by アスラン at 04:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 評論・エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この日記をコピペして持ち帰りました。じっくり検討してみようと思いつつ、未だ果たさず・・・。ホラーは私も受け付けない体質です。それと恋愛がメインのものも、好みではないので除外する傾向にあります。という視点から、自分の中でランク付けしてみようっと。ぴあ@上映中の映画タイトルを入手すればいいのですね。
いざトライw
Posted by rago at 2006年08月13日 09:38
 じっくり吟味すると意外と時間がかかるでしょ。それなのに予想通りと言うべきか、どうしても観たい映画は少ない。

 独身の時は夏休みをほとんど映画を観て過ごしてましたから、どうしても暇はあるのに観たい映画をなんでもっとやってくれないのかというジレンマがありましたね。
Posted by エラリー at 2006年08月16日 01:40
ゲド戦記見て参りました。
批評するに能わない作品でした。(号泣
Posted by rago at 2006年08月28日 20:01
 逆に「ゲド戦記」の株が上がったという事になりませんかね。

 実はファンタジー系はあまり読まないので「ゲド戦記」も他にあまたあるファンタジーと僕の中では横並びでいままで読む気にはならなかったのですが、ちょっと関心が出てきました。
Posted by エラリー at 2006年09月03日 01:00
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