2006年06月11日

「ディディエ」「恋愛小説家」(1998年4月25日(土))

 銀座の東劇で「ディディエ」(no.58)を観る。

 友人からあづかった犬のディディエが謎の怪光線をあびて人間になってしまう。別に「マウス・ハント」張りの特撮など一切なく、フランスらしいユーモアの効いたコメディになっている。

 主演と監督をかねているアラン・シャバは本作が監督デビューというコメディアン。愛嬌のあるイヌ顔で、人間になったディディエを快演している。ばかに面白いという程でもなかったが、ちょっと洒落ていて楽しい映画だ。

 みゆき座で「恋愛小説家」(no.57)を観る。

 「タイタニック」に影に隠れてアカデミー賞の最優秀主演女優賞および主演男優賞両方ともとってしまった作品などというだけでうんざりしてしまう。混むに決まっているからだ。案の定40分前でも列が出来ている。やめようかとも思ったが連休に入ったらこれどころじゃないだろうから結局観る事にした。

 売れっ子の恋愛小説家だが極度の潔癖症と辛辣な毒舌で人を寄せ付けない男(ジャック・ニコルソン)と、喘息持ちの息子の看病に明け暮れて自分の幸せをつかめずにいるウェイトレス(ヘレン・ハント)とのラブ・ストーリーだ。

 というより自分勝手で偏見だらけの小説家が、隣人のゲイの絵描きの子犬を預かった事がきっかけとなり、次第に人の心を思いやる人間になっていく物語だ。つまり孤独好きでもなんでもなくて実はいい人だったわけだ、変人は変人なんだけど。

 そういう男をジャック・ニコルソンはかなりうまく演じている。一方ヘレン・ハントも負けずに気丈で幸せ薄い女を見事に演じている。ゲイ役のグレッグ・キニアもいい。暴漢に襲われて顔を傷だらけにされて、おまけに破産して、なさけない顔。その情けなさが顔によく表れている。子犬までが預かってもらった小説家になついてしまう。その情けなさがたまらなくいい

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posted by アスラン at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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