2009年10月08日

角川ソフィア文庫「仰臥漫録」出版は大事件だ!

 正岡子規の随筆で何より有名なのは「墨汁一滴」や「病床六尺」などの晩年の作品だろう。それに対して本書はいわば子規個人の日記なので、「読んではいけない秘密事項を読むことに痛みを感じる」と解説で嵐山光三郎は書いている。そうか、迂闊にも他の随筆との区別がついてなかった。なにしろ、岩波文庫から出ている子規の随筆には中味の違いが装丁に表現されていないから。岩波の素っ気なさは今に始まったことではない。
 今回の出版では表紙に子規の自画像が配され、中をみると子規の書いた写生がふんだんに挿入されて、読者を楽しませてくれる。

 おまけに解説がさっき触れたとおり、嵐山光三郎だ。芭蕉を悪党呼ばわりした彼が、芭蕉を批判しつくした先人・正岡子規をどう偏愛しているかも興味深い。

これは、大事件でしょう!
posted by アスラン at 13:19| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | あっ、これ読みたい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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