(A地点)
わたしはサッカー・ボールを掌に載せて、77号鉄塔から78号鉄塔へ、2基の鉄塔が繋いでいる電線の真下を歩いて行きました。(P.24)
そろそろ農地も終わり、街中に出る。まずテニスコートが見えてくる。右手には片山線の鉄塔が見える。変な話だが、テニスコートのようなものが出てくると、特定の視線(農家の人)を気にせずに済むので、かえって通りやすくなる。両側が見渡す限り畑という農道を通るのは勇気がいるが、77号鉄塔からは、農地を避けることなく電線の真下を通ってもよさそうだ。
前方に現れたテニスコースを迂回して歩くと、「交通量の多い道路」(P.24)に出る。県道36号線だ。テニスコートの向かい側に「シンボウテニスガーテン」という建物(小説では「クラブ・ハウス」(P.24))が建っている。
(B地点)
暑い中を歩いたり走ったりしてきて喉が渇いていましたが、自動販売機の缶ジュースを買うのは勿体なかったので、道路の向こう側に建つクラブ・ハウスの庭先にあった蛇口を捻って水を飲みました。(P.24)
もちろん、ストリートビューを使っても、見晴が水を飲んだという蛇口の有無、あるとしても位置は確認できなかった。
78号鉄塔はクラブ・ハウスの裏手にある。「何もない芝生の中に立っていました。」(P.26)と書いてあるが、芝生は確認できず。テニスコートの裏手は、左側にハウス栽培の温室があり、右手には駐車場らしき空地が広がっている。小説では、この空地で地元の子供たちがパスケットボールに興じていて、見晴はよそものである気まずさからたじろいでいる。
ちなみに珍しく78号鉄塔の説明が本文にない。文庫内の写真を見る限り、77号と同じV吊の男性型・料理長型鉄塔だ。ただし77号鉄塔よりも背が高く、スマートな体型だ。



