見晴は、「赤白鉄塔」(片山線9号鉄塔のこと)の結界内に立って、次の鉄塔を見る。
(A地点)
荒れた草叢の向こうは誰もいない畑で、そこから農道が鉄塔方向へ続いています。(P.22)
航空写真を大きく拡大していくと、広大な農地に畑が点在しているのが見えてくる。その間に雑木林や芒原(すすきはら)があるようだが、盛り上がりや障害となる程度は、上空からの写真ではよく分からない。
(B地点)
畑の作物を踏むのは憚れたので、わたしがなるだけ畦道や芒原(すすきはら)を通って行ったのは言うまでもありません。(P.22)
77号鉄塔は「葱畑」(P.22)の傍に立っていると書かれている。料理長型で、碍子連V吊の男性型鉄塔であるにもかかわらず、現金なもので、見晴は、(77号鉄塔の)短身で頭部が大きいところが、片山線9号鉄塔ほど尊大ではなく好感が持てると感じている。
市営グラウンド横の空地を出発したのが午後3時ぐらいだったから、ここまでで午後4時ちょっと前ぐらいか。この時間に農作業に出ている人はあまりいないのだろうか。こういう農地をのんきな部外者が、例え農道や畦道と言えども、通っているのを見られたら、呼び止められるかもしれない。現実問題、実際に77号鉄塔をたどるとなると、農地を突っ切るのではなく、右側の農地沿いの道を歩いていくのが無難な選択だろう。そこから例の「葱畑」の脇か、あるいは次の農地に入る道を通って、森の切れ目から右に折れれば、77号鉄塔に辿り着く。
ちなみに、片山線9号鉄塔右側の民家群がある道路からストリートビューが見られるが、農地沿いの道にはストリートビューが用意されていない。なので地図上で「雑木林」とか「林」とか「森」などと記入してはいるが、区別はついてない。航空写真の見た目や気分で書いている。「芒原」は航空写真を拡大するときれいに写っていた。



