海辺のカフカ(上・下) 村上春樹(新潮文庫,2005年)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上・下) 村上春樹(新潮文庫,1988年)
このところの話題は、もっぱら村上春樹の新作「1Q84」であることは言うまでもないだろう。内容もわからず、ある時いきなり書店に単行本2冊が姿を現した。目次を見るだけで、ああ、これは面白そうだなぁと思うが、購入する余裕も自宅スペースもない。とりあえず、積ん読くべきなのだろうが、それさえも当たり前すぎてつまらない。店頭で見かけた日に川崎市立図書館のサイトにアクセスしたが、まだ蔵書にヒットしなかった。すっかり記憶のかなたになって、改めてアクセスしたところが手遅れ。現在390人待ちだ。となると立川市の図書館で早めに予約したいところで、毎日毎日さぐってはみるものの、こちらはなかなか蔵書になってこない。新しモノ好きの川崎と、慎重派の立川と、それぞれに特色が出ている。いや、単に立川は予算がないのか。
そこでと言ってはなんだが、最近古本屋の105円コーナーには「海辺のカフカ」の新品同様の文庫が置かれていて、うれしくなって上下そろって購入したのを思い出した。すでに単行本を図書館で借りて読んではいるが、文庫で再読したいと思って買ったのだ。これだけでも、「1Q84」を待ちわびるどころの話ではないのだけれど、つい最近、105円コーナーに「世界の終わりと…」も置かれた。ちょうどいいじゃないか。何故か自宅に上巻だけがポツンと置かれていて、そのせいでなかなか読み出せずにいたのだ。
しかも僕が村上春樹を読み出したのが「ねじまき鳥」からだと言うと、村上春樹ファンの人は必ず「世界の終わりと…」の方が面白いから是非読めと言う。なのに、いまだに読んでなかったのだ。なおさら、「1Q84」どころの話じゃないだろう。
さっそく下巻だけ拾って店内に入ったら、店のおばさんに「あれ?上巻はいいんですか?」と言われてしまった。やっぱり言われてしまったか。「上巻は前に買って家に持ってるんですよ」と言い訳しながら、そそくさと買って出てきました。
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