なつかしの給食 献立表 アスペクト編集部編(アスペクト)
ムーミン谷の彗星 トーベ・ヤンソン作/下村隆一訳(講談社青い鳥文庫)
エルマーと16ぴきのりゅう R.S.ガネット作/わたなべしげお訳(福音館)
Yの悲劇 エラリイ・クイーン(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ユング―地下の大王 C・ウィルソン(河出文庫)
今日は武蔵野線・東武東上線を乗り継いで成増に出た。乗り換え駅の北朝霞でちょっと早めの昼食。この駅には「かつや」というファーストフードの定食屋がある。「てんや」のカツバージョンと言えばいいか。いや、ひょっとして「てんや」の系列店なのかな。じゃなければ、名前がパクリっぽい。食事の前に思いついて、ブックオフに寄り道する。すると、まえに立ち寄った時にも、駅前に個人経営の古書店があることをさらに思い出して、こちらを先に見ていく事にした。
僕のもっかの捜し物はエラリー・クイーンだ。エラリー・クイーンの著作はすでに中学の頃からすべて買いそろえて今でも実家の本棚に置いてあるが、欲しいのは主として初期の国名シリーズとドルリー・レーン4部作だ。このブログで紹介している「ネタバレ解読」をやるために、書き込みが出来て捨ててもいい本がもう一冊ずつ必要なのだ。今のところ、創元推理文庫とハヤカワ・ミステリ文庫取り混ぜてほとんど入手できた。ないのは「スペイン岬の謎」「ニッポン樫鳥の謎」それに「Yの悲劇」だ。
古書店は雑居ビルの2階にあり、あまり品揃えは多くない。当然ながらクイーンの著作は見あたらず、ざっとすべての書棚を一巡りして出ようと思ったら、「なつかしの給食 献立表」という本(ムック本)が目にとまった。昭和20〜60年代の給食の献立表を掲載して、いろいろと調査した本だ。その中に「46年5月東京都」という献立表がある。これなんか、もう僕にとってのど真ん中の給食だ。いてもたってもいられないので購入した。500円。定価1300円だから高くない買い物だ。
ブックオフに移動。軒先に105円の児童書棚が出ていた。最近、児童書ミステリーも気になったので目を通すと「ムーミン谷の彗星」がある。ムーミンも遅ればせながら読破したいというモチベーションが高まっているので買うことにする。さらに下の方に「エルマーと十六ぴきのりゅう」がある。ああ、この本まで105円で売られてるんだ。こちらも思い入れにある本なんだ。見過ごす事はできないよ。2冊を手にもって店内に入る。
さっそく海外翻訳の文庫棚に行くと、あったぁ「Yの悲劇」。なぜか「Xの悲劇」や「Zの悲劇」は出回っているけれど「Y」はあまり見かけない。つい最近、角川文庫「Xの悲劇」(新訳)を読んで、さらには僕のクイーン体験の原点である秋田書店「Yの悲劇」を読んだばかりなので、次はいよいよオリジナルの「Yの悲劇」かなと思っているが、肝心の書き込み本が準備できていないのでちょっと困っていたのだ。
でも400円かぁ。ちょっと高いなぁ。基本的に書き込みして捨ててしまう本だから、安い本がいいんだよな。書き込むには惜しいくらいきれいな本は捨てられなくなりそうで困る。さてどうしたものかと、105円コーナーに移動。こちらにはエラリー・クイーンの本はなかった。その代わり、C・ウィルソン「ユング―地下の大王」があった。これって前から読みたかったんだよ。105円、いいねぇ。
「ユング」で3冊を手にしたら気が大きくなってきた。400円の「Yの悲劇」買いましょ。しめて700円超えの買い物。いや、給食本と合わせたら千円を超えている。家に帰ったらどこに隠そうか。本棚はどこもかしこも満杯状態なので、見つかったら怒られそうだ。などと嬉しい心配をしながら「かつや」でロースカツ・メンチカツ定食を食す。
さらに東上線で成増下車。じつは成増にもブックオフがある。最近、DVDやCDのコーナーが奥に移動して、手前に文庫の書棚が移動したらしい。僕にとっては大変ありがたいレイアウト変更だ。ここにはクイーンはないのは分かっているのだが、念のため探してみると…。あっ!あった。なんと、こっちにも「Yの悲劇」がある。こういうのって近在のブックオフで同じ在庫を分け合ってるからかな。でもイヤな予感がする。本を抜き出して裏返すと、やられたぁ〜、350円だ。悔しいぞ〜。



