2006年01月10日

「ビヨンド・サイレンス」(1998年7月12日(日)

 銀座テアトル西友で「ビヨンド・サイレンス」(no.101)を観る。

 いつ行っても混んでいたが流石に11週目ともなると空いてきた。

 聾者の両親のもとで聞える耳を持って生まれてきた少女の成長物語。叔母の影響でクラリネットを学ぶが、父は幼い頃のトラウマから娘の行動を理解しようとしない。かつて「音のない世界で」というドキュメンタリでも聾者の豊かな世界を描いていたが、ここでも聾者の父が娘に「おまえが聾者で生まれてくれていたら」という台詞(手話)が観る者の心をえぐる。

 8歳のララ役の女の子が、ちょっと大人びていてしかも愛らしい顔付きがいい。聾の両親を自らの手話で精一杯助けている雰囲気がよく伝わってくる。

 後で知ったが、両親役は本当の聾の俳優というので驚ろいた。聾の俳優が存在すること自体も知らなかった。日本では聾の俳優を使った映画は思いあたらないので、この点はだいぶ遅れているのかもしれない。
(ブログ「大いなる遡行」2005/10/29記事より転載)


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posted by アスラン at 03:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画評(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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