もっとも近いのは柴崎体育館の室内プールだ。これは本当に目と鼻の先なので便利は便利だけれど、この暑いカンカン照りの中を屋外の広々としたプールに入るからこその醍醐味が味わえない。もう一つの市民プールはモノレールの泉体育館下車の、これまた体育館の室内プールだ。屋外の大きいプールというと、やはりレインボープールということになる。でも立川市の周辺まで広げて調べると、昭島市民プールというのがある。地図では多摩川の河川敷沿いだ。あれれ?ここは見たことあるぞ。入ったことはないが近くまで行った事がある。
とにかく立川市の河川敷から中央線の鉄橋を越えると、向こうの方に変わった形の橋が見える。あれを目当てにとにかく自転車を走らずと、橋を越えたすぐの土手にプールがあった。小ぶりのプールだったのでスイミングスクールか何かの敷地かと思ったが、あれが昭島市民プールだったのか。さっそく、今回(2008/8/14)も同じルートをたどって市民プールに向かう事にした。ママは前日の「江戸東京たてもの園めぐり」でお疲れなので、僕と息子の二人きりだ。
ちょうどリビング多摩の紙面に案内が出ていて、料金が200円とかなり安い事がわかった。市民プールは民間プールと違って持ち込みが制限されているだろうから、タオルと水泳パンツと水分補給のペットボトル、それに息子お気に入りのヤッターマンの浮き輪だけを詰めて出かけた。
やっとのことで着くと、おー、やってるやってる。小さな入り口は親子連れや中学生・高校生、それにカップルなどでごった返している。自転車置き場も手入れされてない草ボーボーの空き地ではあるけど、ちゃんと用意されてる。よかった。
入場料は幼児から取るので、3才までいろんな料金を免除されている息子も例外ではない。ちょっと勝手が違ったが、考えてみればたかだか200円で大人が入れる破格のレジャーランドなのだ。文句はあるはずがない。やっぱり持ち込みはかなり制限されているので、入り口すぐの受付で預けることになる。子供用でない浮き輪なども取り上げられていた。僕らはフリーパス。飲み物の持ち込みが気になっていたのだが、小型のペットボトルなどはOKだった。
ロッカーで着替えだしてちょっと焦ったのは、料金が50円だという事。50円玉あったかなぁ。そういえばロッカーに入る前に両替機があったみたいだ。幸い50円二枚があったので、小ぶりのロッカー二つ使って荷物を押し込む。荷物の少ない僕ら親子でこうなのだから、最初から100円ロッカーにしてくれればいいのになぁ。狭いスペースでなんとか着替えをすませたら、一度入り口に戻って空気入れを借りて浮き輪を膨らませ、いざ出陣!
僕らはもちろん幼児用のプールから。浮き輪はあまり役に立たないが、あとで流れるプールにチャレンジする時は必須アイテムとなる。幼児用プールにもミニ滑り台が据え付けられている。「やりたい?」と聞くと我が子はその気になった。連れて階段を上らせたが、やっぱりだ。レインボープール同様怖じ気づいてしまった。こんなに低くて短いのにぃぃ。どうしたんだぁ。
気を取り直す意味でいよいよ流れるプールにつれだす。足が付かなくなるので、浮き輪を最初から装備させて階段を降りてゆっくりと流れていく。不安もあるが流れずに面白くもないのですぐに「上がる」と言い出す。でも次の瞬間に、本流に乗ってグッと二人とも押し出される。これには僕も息子も大喜びで漂った。
でも4分の1周ほどで我が子はまんなかの滑り台に乗りたいから出ると言い出す。なんとめまぐるしいことか。それよりホントに滑れるのか?近づいてみると、4連のうち1本は短くて、低いところにアプローチがある。これならばなんとかなるかと連れてあがる。やっぱり後込みする。本当にヘタレ君になっちゃったなぁ。じゃ、一緒に滑り降りるかぁと言うと俄然その気になった。その後、もう一本すべってようやく満足して息子は、お隣の家族連れでいっぱいの浅めのプールで好き勝手に水遊びを楽しんだ。そこで休憩の笛がピーピーと鳴り響いた。
入ったときにはピーカンだったが、いつの間にか風が強くなり空も雲でどんよりしている。体を拭いてあげると、もう出ると言う。ずいぶんあっさりとした引き上げだが、小一時間は楽しんだからいいか。笛とともに引き上げるのは僕らだけではないようで狭いロッカーは着替える人でごった返し。いやあ、暑いのなんの。汗だくになりながら、やっとの事で着替えて出る。
帰りは最短コースをとって新奥多摩街道沿いを走る事にする。でもその前に息子も僕も涼まねば。最初に見えたコンビニに入って、涼みながらソフトクリームを二人で分けあう。そこからは全速力で自転車をこぐ、こぐ、こぐ。だって頭上には雨雲がググッと張り出してきて、ゴロゴロという音がしてきたからだ。
自宅に着いてしばらくするとドサッと雨と雷が落ちてきた。よかったねと親子の幸運を確かめあって、その日の我が子はぐっすりと昼寝をしてくれたのは言うまでもない。



