先日のめざましテレビで、公道を移動する0系に遭遇した人々の興奮を伝えていた。埼玉県さいたま市にある鉄道博物館に展示する0系車両を載せたトレーラーが、夜間の国道をゆっくりと大移動したようだ。悔しいなぁ。板橋の実家にいれば、近くの中山道(国道17号線)はきっと通ったはずだから見られたかも。見たかったなぁ。いや、見送りたかったなぁ。お疲れ様と拍手してあげたかった。
すでに昨年の12月に鉄道好きの息子を連れていった。青梅鉄道公園は名前のとおりJR青梅線の青梅駅にある。12月初旬の青梅駅は立川よりも大気がひんやりと感じられて、済みきった空気の中で山肌にきれいに紅葉した木々が取り囲んで、たった30分程度乗っただけなのにハイキングにでも来た気分になる。駅舎には古いレトロな映画の看板などが飾られている。町おこしで昭和20〜30年代の家並みが近くで見られるはずで、年輩の方の姿が目立つ。
そうそう、そこに赤塚不二夫記念館があるんだっけ。古くからのファンを自認してるくせにまだ訪れていない。亡くなられた時には記帳の窓口が用意されたそうだが、残念ながらいけなかった。一度はおくやみ方々訪れたなぁ。で、お目当ての鉄道公園は小山の途中にある。急勾配の坂道をどれほど歩くかしれなかったのでタクシーで上ることにした。運転手は僕ら親子に気を使ってくれたのか、勢い込んで坂道を上り5分たらずで入り口に到着。
建物の一階にはミニチュアの鉄道模型や古い車両の写真などが展示してある。でもなんといってもメインはフロアー中央に陣取ったNゲージ車のパノラマだ。1時間間隔で20分ぐらいたっぷりと動く電車の勇姿を見せてくれる。中央線の旧車両・新車両はもちろんの事、都心を走る山手線や総武線などおなじみの電車が走る。行ったときの目玉は新幹線700系だった。あの流線型でアヒルのくちばしのような独特なフォルムは、0系世代の僕からすると新幹線というよりはリニアモーターカーのイメージだ。
当然ながら息子は大喜びだ。いや、パノラマを取り囲む子供たちが一丸となって大興奮状態だ。肝心の写真がないのは息子に抱っこをせがまれたのと、動画を撮るのに余念がなかったからだ。それにしても一枚も撮ってなかったとは、なんたる不覚。
ショーが終わったら表に出る。建物脇に、D51の見事に整った美しい車両がまず目に入ってきた。もちろん機関車両だけだが、これだけでも贅沢な気分になれる。運転席(操縦席?)にも登れるので「上がろうか」と我が子に聞くがイヤだって。なんでやねん!
立川駅始発らしき焦げ茶色の古い車両もあった。焦げ茶色はなんとも懐かしい。他にもいくつか車両があり、ベンチがたくさん用意されているので、思い思いに気に入った車両を見ながらくつろぐことができるのだ。遠足シーズンには幼稚園とか小学生の団体が来てお弁当を広げるのかもしれないな。
息子は奥にある電気自動車がしきりに気になる様子だ。100円(10円だったかな?)入れると2、3分乗れる二人乗りの車が数台あって、男の子が一人楽しそうに乗ってるのを見ちゃったからだ。スピードもでないし、敷地は広いし、ほかの客はほぼいないし、好き勝手の遊べそうなので、二人で乗ることに。乗ってみたら、アクセルペダルを踏み込むと結構スピードがでる。ハンドルをぐるぐる切ると、その場をぐるぐる小回りして目が回る。ところどころに置かれた古タイヤにぶつかって止まったり向きが変わる。ドスンと衝撃を受ける。あぁ、こりゃ面白い!息子も僕も興奮して乗りまわしてしまった。
ほっとくと息子は何度でも乗りたがるので、適当なところでさっきの機関車のアトラクションに乗ってもらおう。乗りたがるのは分かってるから。これまた結構長めの周回コースを2周する。いくらだっけ?200円?300円ぐらいだったかな。これぐらい乗り出があるならリーズナブルだ。
その後、階段をのぼって休憩。建物脇には各種自動販売機が置かれてる。飲み物だけでなく、ハンバーガーや焼きそばが出てくる加熱式の自動販売機があった。やや肌寒くなってきたので、息子の好きなフライドポテトを買って、アツアツをお茶とともにいただく。
じゃあ、帰ろうかぁ。大満足した二人は、帰りはゆっくりと歩いて駅までの坂道をおりていった。お父さんは、また0系見に来たいなぁ。引退すると聞いた今となっては、なおさらもう一度見に行きたいと思う。そのときは、せめて鉄道博物館の車両と同じように公園の0系もお化粧直しされているとうれしいなぁ。



