来月の新刊について語る前に、今月(2012年5月)の新刊についてはどんな収穫かと言えば、つい先日(5/11)に発売となった
連環宇宙 ロバート・チャールズ・ウィルスン(東京創元社・創元SF文庫)
の川崎市立図書館での予約に成功。現在、書籍準備待ちだが、なんと3番目の好位置だ。その前に「時間封鎖」「無限宇宙」を再読しておこうと気合いをいれているところだ。
06/08 追撃の森 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋・文春文庫) 990
06/21 シャーロック・ホームズの復活 アーサー・コナン・ドイル(東京創元社・創元推理文庫) 987
06/26 迷宮の淵から ヴァル・マクダーミド(集英社・集英社文庫)
06/27 月の影 影の海(上) 小野不由美(新潮社・新潮文庫) 546
06/27 月の影 影の海(下) 小野不由美(新潮社・新潮文庫) 546
06/27 魔性の子(新装版) 小野不由美(新潮社・新潮文庫) 704
今回はミステリーとダークファンタジーだけになってしまった。
ジェフリー・ディーヴァーは昨年はキャサリン・ダンスシリーズの「ロードサイド・クロス」、今年に入って「007白紙委任状」を読んだ。後者は映画の企画ではなく、単に原作者イアン・フレミング協会(?)からの依頼で書き上げたノンシリーズものだ。どちらももちろん面白かったが、そろそろリンカーン・ライムが読みたい。でも果たして「追撃の森」とは?どうやらシリーズ物ではないらしいが、いつものように期待するとしよう。
深町眞理子さんの新訳の一冊がまた刊行された。「シャーロック・ホームズの復活」。前作のラストでライヘンバッハの滝から宿敵モリアティ教授とともに姿を消したホームズが帰ってくる。もう何度も読んだストーリーだが、もう一度訳文に息吹が吹き込まれた文章で読みたい。そう思いながらも、深町訳で「冒険」を読んだきり滞っている。とりあえず「回想のシャーロック・ホームズ」から読まねば。あれって、購入済みなんだよな、確か。
そして何故かマクダーミドの「迷宮の淵から」がリエントリーされている。そうか、最近、何故か「迷宮の淵から」で、このブログにたどり着くアクセスが多いなと思ったら、先月の予定どおりに出版されなかったのか。では、今回こそはちゃんと出版してください、集英社殿。
あとは、小野不由美だ。問題作だな、これは。
当初、ラノベの作家だった小野不由美の活躍の場は講談社X文庫ホワイトハートだった。それが「十二国記」シリーズで名を挙げ、新潮社の「屍鬼」でブレイクした。講談社などは「十二国記」シリーズをすべてX文庫から講談社文庫に格上げしたし、新潮は「屍鬼」を文庫化した際に「新潮文庫の100冊」の常連にした。なかなかの遅筆家で新作が出ない小野不由美の取り合いが始まったのだった。
今回、ついに「十二国記」を新潮文庫に収録する段取りになったようだ。そもそも「魔性の子」は知る人ぞ知る「十二国記」外伝とも言える作品なのだ。講談社の手前、シリーズ名を謳えなかったのだろうが、今回新装版を出すところを見ると、一気にシリーズ物の一冊として喧伝するのかもしれない。
文章に手が入るのかどうかも含めて、これらは注目だな。
そして新作が書かれた場合は、どういう出版の手順になるのだろうか。やはり問題だな、これは。



